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初心者の方へ

このホームページを訪れる人の中には、将棋に興味を持ったのだが、まだ駒の動かし方も分からない、という人や、ルールくらいは知っているが、自分がどのくらいのレベルなのか、あるいは将棋センターとはどういう仕組みになっているのか等を知りたくて来た人もいると思います。
ここでは、そういう将棋センターにまだ一度も行ったことのない初心者の人を対象に、次の二点について説明していきます。
なお、将棋センターの内容については、「入間将棋センター」のページを見て下さい。

(1)初心者の方の将棋上達の指針
(2)プロアマを含めた将棋界の現状

(1)初心者の方の将棋上達の指針

「将棋に興味を持った。でもどこから取りかかったらよいか分からない」という人は、まず、入門用の本を一冊読んでみて下さい。駒の動かし方を覚えるのが一番最初です。動かし方を覚えたら次にそれ以外のルール。これら全て一冊の本で事足ります。
入門用の本はどれもそれ程大差はありませんが、最近出版された、伊藤果著「一人で強くなる将棋入門」日本文芸社(1000円)は駒の動かし方から、実戦の戦い方、1手3手の詰みまで、非常に分かりやすく解説されていて、これから将棋を覚えようという人には、お勧めの本です。
将棋のホームページもたくさんありますが、初級者用のHPというとほんの少しです。私が知っているのは、将棋ビギナーズです。ここには駒の動かし方からルールまで載っているので初めての人にはとてもいいです(私の将棋リンク集から行けます)。私も初級者用のページとして、この将棋幼稚園を2000年になってから作成しましたので、両方を読んでいただければ、より理解しやすいと思われます。

廉価版の将棋ソフトを買ってくるのも、最初は良い方法です。これらのソフトのいいところは、ルール上動かせない駒は操作ができないので、動きなど自然に覚えられることです。
ただ、ルールを覚えてしまったら、できたら人間と指すようにしてもらいたいのです。廉価版の将棋ソフトの指し手は、筋の悪い手が多く、上達の妨げになる可能性があり(特に子供の場合など)、高価な将棋ソフトは強すぎて、役に立たない場合があるからです。

ルールを覚えたら、1手詰、3手詰の詰将棋をやっておきましょう。これも一冊の本で充分でしょう。

3手詰が解けるようになれば、すでに10級位はあります。そうしたら、あとは実戦。同じくらいの人がいれば一番いいのですが、いない場合は駒落ち(※注参照)でもいいですから人間に教わることです。時々は練習にコンピュータを相手にしてもいいですけど。

(※注)駒落ち・・・強い人と弱い人のハンデを決める方法。全く駒を落とさないのを平手(ひらて)といい、3級位差があれば角落ち(強い方が角を落とす)、以下飛落ち、飛香落ち、二枚落ち(飛角を落とす)、四枚落ち(飛角と二枚の香を落とす)、六枚落ち(飛角と桂香を落とす)となっていきます。

不幸にも相手がいない場合には、近くの将棋センターに行くことになるのですが、東京都内の大きなところを別にすると、初級者があまりいないのが現状です(詳しくは入間将棋センターの「将棋センターとは」を読んで下さい)。
ある程度、強くなるまでは、インターネットで、対局することもできます。ただ、感想戦が長くできないのがちょっと残念です。

5手詰の問題が解け、強いコンピュータソフトの中間くらいのレベルに勝てるようになるまで、ネットや本で勉強するしかありません。その位になったら一度将棋センターに行って見て下さい。ただし、まだ駒落ちでやることになるかもしれませんが。

将棋雑誌は主に、二冊出ています。全体的には級の人を対象にしている「近代将棋」と有段者を対象にしている「将棋世界」です。毎週出ている「週刊将棋」という新聞もありますが、プロ棋界のことが中心なため、あまり初心者用ではありません(ただし、プロ棋界に興味がある人には、速報性があり、面白いものです)。詳しくは、「将棋メディアについて」を読んで下さい。

5級位になるまでは、初心者用の将棋本と、同じくらいの将棋友達、パソコンソフト、そしてそこから先は将棋センターということになりますが、ルールを覚えるのはちょっとやっかいでも、一度覚えてしまうと将棋は楽しいものです。
興味を持ったのでしたら、是非挑戦してみて下さい。

(2)プロアマを含めた将棋界の現状

将棋人口一千万とも二千万とも言われていますが、現在の将棋界がどのような構成になっているのか、概略をお話します。ただし、ここでは将棋界について(プロがあるということも良く知らないくらい)全く知らない人を対象にしています。

まず、将棋人口の頂点に立っているのが、将棋のプロ棋士です。そして、その中のトップが名人と竜王という二つのタイトルです。
プロ棋士は現在百数十名いますが、その仕組みについてはここでは説明しません(詳しく説明するとそれだけで一冊の本になってしまうので)。
プロ棋士になるためには、奨励会というプロ養成機関に入り、そこを優秀な成績で抜けなければなりません。
奨励会の受験は、毎年8月。詳しくは連盟(日本将棋連盟)のHPを見るか、直接連盟にお問い合わせ下さい。但し、奨励会に入るには、その時点で、最低アマ四段程度の実力が必要です。また、奨励会には、年齢制限というものもあり、奨励会入会時点で高校生くらいの年齢では遅いです。現在では小学生名人戦がプロへの登竜門となっています。

こうした非常に厳しい奨励会を抜けた人たちが、プロになっていますが、途中でやめた人たち(年齢制限などでやめざるを得なかった人たち)が、アマに復帰して、現在アマ界のトップにいます。アマのトップには、奨励会出身者、学生出身、道場強豪などと言われますが、奨励会が厳しくなりすぎたため、アマの層も比例して厚くなっています。
現在、アマトップは下位プロにひけを取りません。

こうした下位のプロ及びアマトップと大駒一枚弱い(角や飛車を一枚落としていい勝負をするという意味)のが、道場の最上位に位置する四段と言われる人たちです(アマの段位についても様々な問題があるが、ここでは取り上げません)。
そしてさらにそこから大駒一枚弱い初二段の人たちがいて、将棋人口の中核を担っているのです。この初二段の人たちが最も多く、将棋界を背負っているといってもいいでしょう(将棋センターに出入りし、テレビ将棋を見たり、将棋雑誌を買っている層で一番多いという意味です)。

こうした人たちは、道場では真ん中かそれ以下ですが、おのおの職場や地方へ行くと先生級になっていて、他の人からは「別格扱い」されているのも事実です(逆に将棋センターに来たこともない「別格扱い」の人がたまに将棋センターに来て、ショックを受けて二度と来ないこともよくあります)。

この前の項でも触れましたが、職場でよく指している人たちは、5〜6級くらいであることが多いのです。
将棋センターにあまり来ないので、実体はわかりませんが、その数はかなり多いと思われます。

本当に将棋が面白くなるのは、初段くらいからです。強くなればなる程、将棋の奥深い魅力に取り憑かれるようになります。興味を持って始めたいなら、まず第一段階は5級を目標に、そして第二段階は初段を目標にしましょう。
初段までくれば、その面白さに(幸か不幸か)後戻りすることはできなくなりますし、そこから先は様々な将棋の情報に自ずと接することになりますので、ここでご説明申し上げることもないでしょうから。

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