ホームへ戻る/将棋図書館トップへ/勝手に考察文表紙へ/リンク元(世紀末パソコンソフトの実力)へ

東大将棋2とAI将棋2000の棋譜

先手AI2000 後手東大2 第1図
7六歩 3四歩
2六歩 8四歩
2五歩 3二金
7八金 8五歩
2四歩 同歩
同飛 8六歩
同歩 同飛
3四飛 8八角成
同銀 3三角(第1図)
8七銀(※) 同飛成
同金 9九角成 第2図
8四歩 8九馬
5八金 7八馬
9六金(※) 7七銀
3二飛成(2図) 同銀
3一飛 4一香
3二飛成 2七桂(※)
4八玉(※) 3九桂成
同玉 8九飛
5九金打(※) 2七銀
4二銀 同香
2一竜 4一銀 第3図(AI将棋投了図)
2七竜 6八銀成
3三桂 5八成銀
4一桂成 同玉
2一竜  3一歩(第3図) 
   
   
   
   
   
   
ここから私 引き続き東大2 第4図
4四桂 5九飛成(※)
2八玉 2七歩
同玉(※) 2九竜
2八歩 4四歩
3四角(※) 4三金
3二銀 5二玉
4三銀成 同香
3一竜 4二銀
4一銀 5一玉
1一竜 1四桂
1六玉 3一桂(※) 第5図(東大将棋2投了図)
3二銀成 3五金
4二成銀 同玉
2二竜 3二桂
3三銀 5一玉
3二竜 5二銀
5四桂(第4図) 同歩
5三香 2六金
1五玉 2五金
同角 2三桂打
2四玉(第5図) まで先手の勝ち


先手AI将棋2000レベル5、後手東大将棋2レベル4で始まったこの将棋は多少変則的な出だしではあったものの、普通の横歩取りに戻った。
ところが、東大将棋2が、第1図で3三角という裏技的な手を放ったところから、一挙に激しい将棋になる。

次の8七銀が悪手で、同飛成と切られ、9九角成と二枚換えにされてAI将棋、苦戦になる。

9六金は、いかにもつらいが、次の7七銀がちょっとボケた手だ。
AI将棋、3二飛成(第2図)と勝負手を放ち、形勢は一気に分からなくなった。

若干形勢を損ねた東大だが、2七桂がうまい。寄せの見本のような手で、なんとか残したようだ。

だが、AIも、早逃げという最強の応手で応える。
ずいぶん頑張ったAIだが、8九飛に対する、5九金打が最後の悪手となった。ここは、4九に合駒を打つ方がはるかに良い。

しばりの銀を抜いたものの、最後ははっきり届かなくなり、3一歩を待って、AI将棋2000は投了した。

確かにこの局面は(第3図)は先手勝ちようのない局面だ。人間なら、投了も分かるが、今まで、コンピュータが、詰まされたり、完全な必死以外は投げたことがなかったので、ちょっと不思議に思った。


そこで、さすがに勝てないと思ったが、この続きを私が指してみることにした。


4四桂は詰めろだ。したがって、5九飛成と追い出してしまわないで、最初から受けておいた方がいい。

2七歩に対して、同竜でははっきり勝てない。こういう場合、詰んでも同玉と取る一手だ。

3四角も詰めろ。しかし、次の4三金が受けとしては悪手だった。
3二銀から、4三銀成となり、形勢は分からなくなった。

3一桂では、詰めろではないので、一手すきをかけ続ける手もある。ただ、もう形勢はかなり微妙だ。

いろいろとごまかしの手を織り交ぜて、迎えた第4図。金さえ渡さなければ詰まないので、逆転したなと思いつつ、寄せに入った。
それにしても、早い時期に打ったぬるめの8四歩が、最後に効いてきたのは面白かった。

この一局に見られるように、AI将棋2000は投げる時期が早すぎるようだ。しかし、そのことは別にしても、どちらも途中妙手が出たりして、コンピュータ将棋の強さを感じられる、なかなか面白い一局だった。