ここでは、将棋世界の内容と感想を簡単に書いていきます。何年もたまっていけば、いつその記事があったかのデータベースになりますし、普段購入していない方の購入時の参考になればとも思っています。
| 表紙 | 2008年10月号(9月3日発売)の内容と感想 | |
| 今回号の巻頭カラー、トップ記事にもってきたのは、「第49期王位戦七番勝負第4局、反骨深浦、防衛に王手」(観戦記・上地隆蔵)と「第56期王座戦五番勝負直前企画、どうしたら、羽生を倒せるか」という木村八段と渡辺竜王の対談です。 しかし今回、最も面白かった記事は、「最新戦法講義番外編2、「羽生マジック」の仕組み、教えます!」でしたね。今まででも一番楽しみにしていた記事のうちの一つでしたが、今回は特に面白い。羽生の”銀使い”から始まり、距離感、間合い、スローインと言ったものを非常にうまく分かりやすく、そして(良い意味で)いかにももっともらしく説明しています。これを読んで、その視点から今後の羽生将棋を見て、次の一手を当てるのも面白そうです。今月号イチ押しの記事ですね。 プロ棋戦は、巻頭カラーにある王位戦第4局の他に、王座戦挑戦者決定戦(谷川-木村戦)、王座戦1次予選女流一斉対局、棋聖戦第5局(佐藤-羽生戦)などです。 先月から始まった「リレー自戦記」。2回目の今回は、深浦王位。王位戦第2局を取り上げていますので、内容は大変面白いものです。特に実況中疑問に思っていて週刊将棋にも書かれていなかった変化や、その時の気持ちが素直に書かれていてこれもイチ押しの記事です。ただし、一般的には、このリレー自戦記にはあまり棋譜を見る機会のない若手のものが欲しいと考えているのですが。 今月の「イメージと読みの将棋観」は、「居飛車穴熊に対する振り飛車のシンプル急戦」「将棋の結論は出るか?」「升田-大山戦」とテーマは三つだけ。そしてその後に、単行本化に伴い新たに収録される「羽生-谷川の特別対談」が少しだけ(2ページ)紹介されています。 面白い企画でしたが、さすがに終わりに近づいているのかなという雰囲気を感じるようになってきました。 トップにある「内藤九段の懸賞詰将棋」は、今月号はちょっと長い。が難解と言うほどではありません。詰将棋をそれほど解いたことのない人ですと、「あれ?簡単に詰んでしまう?」と思ってしまうかもしれませんが、受けの妙手が出てきますので注意して下さい。 2ヶ月前の7手詰の評価の結果を見てかなり驚いた「詰将棋解いてもらおう選手権」。自分が一番か二番だろうと思っていた第3問の問題が最下位でした。あまりに驚いたのでこの話は、「ミニ感想」で取り上げました。
毎回楽しみな「棋界のトリビア」。今回は、「7手連続で持ち駒の歩を打った将棋がある」でした。うーん、そろそろネタもなくなってきたのかなぁと思うような感じの記事でしょうか。 今月号の最後には、「永世名人特別認定」問題があります。4永世名人が出題する20題に答えると六段まで無料認定とのこと。 付録は「清水市代の次の一手」。タイトル40期獲得記念で、1期1問ずつ、全部で40の問題を収録しています。さすがに中井戦が多いですが、初期の頃には林葉戦もあり歴史を感じさせます。 |
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| 表紙 | 2008年9月号(8月2日発売)の内容と感想 | |
| 今回のトップ記事は、「巻頭カラー特集・十九世名人・羽生善治インタビュー」です。質問の仕方も良くこの記事は必見です。そしてそれに続く「最新戦法講義」も読み応え十分。 同じようなインタビュー記事として「清水市代(獲得タイトル通算40期特集)努力する心」が中程にあり、これもなかなか面白かったです。 プロ棋戦は、目次を見てもらえば分かるように、棋聖戦五番勝負第3局と第4局。さらに王位戦の第1局、第2回朝日プロアマ一斉対局、マイナビ女子オープン予選一斉対局などの記事となっています。プロ棋戦については、個人的にはネットで見て、週刊将棋を読んでいることが多いので、あまり読みません(時間のある時に見ても、「そうだったな」位の確認に終わることが多いです)。 今月号から「リレー自戦記」が始まりました。副題に「トップ&旬の棋士による」とありますが、その第1回目は橋本七段。棋譜は順位戦の阿久津六段との一戦。記事も面白く読みました。普段、超トップの棋譜ばかりしか見ていないので、こういうのも面白いかもしれません。トップはともかく、旬の棋士を出してもらいたいものです。 毎回、何が出るか楽しみにしている「イメージと読みの将棋観」では、「銀落ち」「プロ最先端の相穴熊」「相振り飛車の囲い」「先手が先に2手指せたら?」「花村流の遠巻き攻め」とテーマが五つ。ただし今回は、特別驚くような話もなく、読んで納得できるようなことが多かったですね。 トップにある「内藤九段の懸賞詰将棋」は、非常に難しいこともあるのですが(先月号など)、今回は級位者の人にもやってもらいたいという感じのものです。 最近楽しみにしているのが、「詰将棋解いてもらおう選手権」です。最初、3手や5手だったので、ずっとこの位で行くのかと思っていましたら、先月は7手、そして今月は9手です。少しずつ手数を上げていく趣向なのですね。しかし先月の7手詰は結構難しかったです。初段クラスを多く参加させたいなら、9手以上はどうかなと思います。
「イメージと読みの将棋観」と同じくらい楽しみにしているのが「棋界のトリビア」。今回は、「奨励会時代の成績で、ムダな勝ち星の少ない棋士ベスト3」。面白さはまあまあでしょうか。 付録は「プロが驚いた羽生の終盤術39」。これは、プロ棋士37人(後の二問は故大山、故村山)が実際に戦った中で現れた次の一手を出題しています。これは個人的には二重丸の付録に推したいです。 |
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