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隠しファイル5
(将棋普及指導員制度)

2002年6月20日(木)

今から2年位前に作った「将棋道場案内」のページを、現在見直しているところなのだが、辞めてしまったところの多さに驚いている。

ネットの影響も、もちろんあるだろうが、それ以上に、もともとあんまり儲からない体質になっていることが原因だ。そこへもってきて、「ただ将棋を指すのが好き」と言うだけで道場を開くものだから、理想と現実のギャップに苦しむことになるのだろう。

このことを書くといくらでも書けるのだが、今回は、将棋道場が次々になくなっていく中で、発足当初からどうしても賛同できない「将棋普及指導員」の制度について触れてみたい。自分はこの制度、将棋界の為にならない二大悪システムだと思っている(もう一つは、奨励会の年齢制限)。

将棋普及指導員制度が出来たのは、平成6年で、開始からほぼ8年が経っていることになる。
この制度、連盟のホームページによると、普及活動に熱意のある方に、「指導員」の資格を付与、平成12年度の段階で、300名以上の人が指導員になっているようだ。そして、その概要と資格条件、特典などがそこには書かれているが、一番大事なことが抜けている。つまりお金のこと。

将棋世界に載っているのを見てみると、資格取得受験料として1万500円、資格登録料として4万2000円、さらに年会費として1万円かかる。
今までに300人が登録したとして、受験料と登録料だけで、300人かける5万2500円で、1500万円以上。その上、毎年年会費が300万以上連盟に入る・・・訳だ。

(将棋連盟のために)将棋の普及をしてあげてるのに、連盟はその人たちからもお金を取っている。ちょっと変だと思いません?これって、仕事もしてないのに、税金で給料をもらってる役人みたいなもの。

あ、でも「特典」がいっぱいあるから仕方ないのかな?ちょっと特典を列挙してみましょう。

特典その一、連盟公認の教室が開設できる。(公認になれば、何にもしなくても人が集まるのかな?)

特典その二、地域自治体、公共施設への推薦状の発行を受けられる。(推薦状さえあれば恐いものなし?)

特典その三、将棋年鑑に名簿の記載。(なんとありがたいことに、年鑑に名前を載せてもらえるんだ!)

特典その四、指導マニュアル書の配布。(これが秘伝の巻物か?一巻1万円はくだらない・・・)

特典その五、指導員名義賞状の交付。(よく分かんないけど、きっとありがた〜い賞状なんだろうな。)

そしてそして、これがすごい。

特典その六、級位認定証及び初段免状の推薦資格授与。

確か、数年前、ファミコンの将棋ソフトに勝つと二段免状がもらえるってのがあったよね。連盟が考えている普及指導員の地位って、ファミコンより下だったんだ!

そして、こんなにこんなにたくさんの特典があって、最初にかかるお金は、たったのたったの6万2500円。


さあ、あなたも、今すぐ、将棋普及指導員になろう!!!


詰将棋の駒の一つは、味方の4五馬です。