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棋王戦第1局、速報感想文

ここでは、棋王戦第1局の速報感想を載せていきます。

棋王戦は、1日制の5番勝負です。進行は早いと思いますので、随時アップしていく予定です。
なお、このページは、古い状態のままのものが呼び出されることが良くあるようなので、念のため、ブラウザの更新ボタンを押してみて下さい。(2001/02/14AM10:00)


棋王戦第1局が始まりました。
先手が、久保六段、後手が羽生棋王になったようです。

久保六段の話で、全局振り飛車を指すと言っていた通り、四間飛車対、居飛車の戦いになった。
四間飛車に対して、羽生棋王の戦型が注目されるが、居飛車穴熊模様だ。
もちろん単純に組ませる訳にいかないと、先手も、藤井システムで対抗。今後は、羽生棋王の動きに注目。
(2月14日午前10時記)
羽生棋王は、△6二銀のまま、駒組を進める。これは、前回の王将戦でも採用した手で、有力と思っている証拠か。しかし、今回は後手。
先手の久保六段が、端歩を突き越しても、なお▲6七の銀が攻めに間に合う形なので、このへんが先後の違い。
△5五歩から△8四飛は形。
ただ、△1二香から左図一手前の△1一玉は驚きだ。▲6四歩からの攻めが分かっているから、前もって△3二金とか上がって、▲3四銀に、角が逃げたとき、2三の地点に成られないようにしておくのが普通だ。
久保六段のこれまでの指し手はきわめて自然。これで居飛車が良くなるようなら(振り飛車の仕掛けが成立しないなら)、藤井システムへの対抗手段ができたことになるかもしれない。
(2月14日午前11時40分)
左図がお昼までの局面。上図から△2二銀
▲6四歩に△同歩は、単純に▲3四銀と出られてしまうし、△同飛も▲同飛と飛車交換されて、先手には飛車の打ち場所がない。
△2二銀には、▲6三歩成から▲4三銀成の手が見えるだけに、△3二金▲3四銀△2二角と進むのかと思ったが、それでは不満ということか。
それにしても、▲6三歩成から銀成の強襲は大丈夫なのだろうか?先手も居玉で、手を入れにくい形なだけに、攻めが途絶えると、反撃が厳しくなりそうだ。
▲6三歩成△同金▲4三銀成△2四角(3一角)で、意外に大変そうにも見える。
強襲か、攻めをためるか、久保六段の正念場だ。
(2月14日午後12時半記)
今、速報を見たところ、▲6三歩成と踏み込み、△同銀と取ったところ。
踏み込みは、成立していると見て、成ったか、それとも援軍を送る間はないと見たのか。私は成立しているような気がするが。
それに対して、△6三同銀。金ではなかった。金だと、▲4三銀成の後、いつでも▲6三飛成の強襲が成立しそうなので、それを避ける意味もあるかもしれない(銀でも、飛車切りはいつでもある)。
振り飛車やや良さそうに見えるが、(藤井システムは)相掛かりのような、玉が薄い将棋なので、形勢判断が難しい。
(午後1時半記)
▲4三銀不成に、△6四角と上がった。
なるほど、6四ですか。
▲4三銀不成に、△同金は▲6三飛成△5二銀▲6八竜と引き上げ、先手断然良し。で、角を逃げる事になるわけだが、△2四角では、▲5五角と出られた後の指し手が難しい。△3三角では、▲5二銀不成△同金に▲3二金が見える。でどうするのかな、と思ったところへ、△6四角。6八の飛車の質となるだけにちょっと盲点だったが、△5五の歩を守り、▲6三飛成の筋も消し、なるほどうまいと思う。
▲5二銀不成△同銀(金)の後、▲7五金は△同角で先手の玉が薄いので戦えないと思うので、一旦は、▲4八玉とか▲4七銀とか自陣に手を戻す感じだろうか。形勢は互角か。
(午後2時20分記)
上図から、▲9五金!
なるほど、こちらへ打つ手があった。▲5二銀不成に△同金なら6四の角に銀のひもがついているので、この手はないのだが、△同金では、3二の地点にいつでも金を打たれるのがかなり嫌みだ。
6四の角が飛車しか利かなくなって、▲9五金は非常に厳しい。
この後、△7四飛▲8五金が左図だが、さらに△5六歩▲7四金△4六角となっている。
一旦、▲5六の歩を取り返して、先手良しだろう。
(午後2時40分記)
まだ、局面が動いてないようなので、しばらく柿木ソフト上で検討していたのだが、▲5六歩と取り返しても、意外に難しい。
▲6二飛成や▲4八飛も含め、勝負所のようだ。
(午後3時10分記)
今確認したところ、▲6二飛成と成った。▲5六歩で良しかと思ったが、△5七銀が意外に厳しい。以下▲7五金で受けきりに見えたが、4〜6筋すべてに歩が利くので、容易ではない。
しかし、▲6二飛成もすごい手だ。5三にと金を成らす手を甘受するとは。受けきれる、あるいは攻め合い勝ちと見て成ったのか、これが一番難しいとして、仕方なく成ったのか、どちらだろう?
難解な終盤戦になった。
(午後3時40分記)
▲6二飛成も長考のようだったが、今も局面が動かないので、この局面をアップしておく。
連続長考なら、久保六段に、なにか誤算があったか?
この局面、一手すきではないが、角でも銀でも斜めの駒が一枚でも入ると、△4八からばらして詰む。何もしなければ、△4七歩(△6七歩・△4八歩・△5八歩・△6八歩)など、どの筋に歩を打たれても、非常に厳しい。
▲5八歩で受かれば簡単だが、これだけ歩が利くと、寄ってしまいそうだ。
第1感は、▲4五飛とか▲4三飛だが、△5八歩からばらされる変化と、単に△5五銀(▲4三飛には)でもはっきりしない。
先手の指し手が非常に難しい局面だ。
(午後4時15分記)
▲4三飛に△5五銀と打った。一番難しいと思った変化に飛び込んだ。
角道が止まったので、次に△4三銀と飛車を取られる手と、△7四歩や当然△5八歩もある。先手もゆっくりしていられない局面だ。
依然難解でどちらが読み勝っているのか分からない。
(午後4時50分記)
▲4六飛成から▲5八歩と受ける。
▲4六飛成と角を外さざるを得ないのでは、ちょっと苦しいのではないか、と思ったのだが、他に手がなかったのかもしれない。
羽生棋王は、△4八歩を利かせて、さらに△6八歩も利かせた。△4八歩に▲同金は△同との後、△4七歩と打たれても、まずそうだ。▲3九金と頑張ったが、△6八歩がまた厳しい。▲6八同金では、△7九飛と打たれ、桂を取った後の、△4七桂が厳しく、支えきれないので、▲7九金と頑張った訳だが、かなりつらそうに見える。
この後△5六飛が一目だが、▲5七歩△同銀成▲6八金(4八金)でしのげるか?一旦、△7四歩と補充されても先手大変そうに見える。
後手が優勢になったようにも見えるが・・・・まだ難しいか。
(午後5時50分記)
久保六段のものすごい粘りに、形勢混沌。
局面がすぐ動いているので、検討の余地がないのだが、久保六段の打った▲3四角が強防。羽生棋王の△6七金からの寄り身にも、ぎりぎりしのいで行く。

今、△6七成銀と捨て、△6六金と打ったところ。▲7八に下がる一手に、△6五金▲同桂△3八馬までは一直線。そこでどうするか。
▲7七の角の利きがなくなって、やはりちょっと先手つらいように感じるが・・・。
(午後6時45分記)
95手まで進んでいる。久保六段の粘りに、形勢不明。
すばらしい終盤戦になった。
(午後7時記)

110手、△3一銀打まで進んでいる。依然形勢不明だが、穴熊が固く、少しずつ羽生棋王が残している感じだ。
ただ角二枚で、どのように寄せるのだろう?羽生棋王の寄せを勉強したい。
(午後7時20分記)
久保六段が128手で、投了した。
左が投了図。以下は即詰み。▲4九合駒の一手に、△4七桂▲同金△5八歩▲同玉△6七角成▲6九玉△6八桂成▲同金△同馬まで。

最後まで、すごい熱戦だった。
(午後7時40分記)

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