ここでは、棋王戦第3局の速報感想を載せていきます。
棋王戦は、1日制の5番勝負です。進行は早いと思いますので、随時アップしていく予定です。
なお、このページは、古い状態のままのものが呼び出されることが良くあるようなので、念のため、ブラウザの更新ボタンを押してみて下さい。(2001/03/05AM9:30)
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羽生棋王2連勝の後を受けて、棋王戦第3局が始まりました。 先手が、久保六段、後手が羽生棋王です。 久保六段は、当然振り飛車。それに対する羽生棋王の戦型が毎回注目される訳だが、今回はなんと相振り飛車を採用した。これはちょっと驚き。 2連勝している余裕か、様々な戦型を大舞台の中で身につけていこうとする積極的な姿勢か、いずれにしても、久保六段の向かい飛車対羽生棋王の三間飛車と言う相振りになった。 相振りには、あまり定跡形と言うものはないが、それでも最近は何人もの棋士が、本を出すようになった。本戦も、出だしは基本形。ここからどのように駒組を進めていくか、興味深い。 (3月5日午前9時半記) |
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上図から、3筋の歩を切った羽生棋王に対し、▲2八銀はこう指すところ(すぐ歩は打たない)。だが、△3四飛に対して、▲3七銀は突っ張った手だ。相振り飛車の駒組では、基本的に「無条件に矢倉に組めれば有利」が定説。問題は、それを後手がどう阻止するかにある。矢倉にするには手数もかかり、その前に後手から先攻する手も多い。だから、▲3七銀では▲3七歩と穏やかに指すか、矢倉にこだわるなら、▲5八金左から▲4六歩が普通だ。▲3七銀は、△3六歩を打ってこい、という研究手順か。 そして、△4四歩に対して▲4六歩。ここ▲3六歩では、△3三桂から桂はねを見せられてまずい。先手としては、早く、5八金左・3六歩・4七金としたいのだが(こう組めれば先手十分)、当然それは後手が阻止する。だが、△3六歩も決断の一手だ。理想形(矢倉)を阻止する一手段だが、歩を打ってしまうと、今度はこの歩が攻撃目標になる。「簡単には取られない」と見て打った歩だが、これを今度は、久保六段がどうどがめに行くか。 序盤早々、波乱の幕開けとなった。 (午前11時50分記) |
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図は、昼食休憩までの局面。 上図から、お互い金銀を繰り出してきたところだ。 ところで、この局面、次に▲3八飛と回れば、3六の歩が受からない。3六の金と2八の銀の形がかなり悪いので、これでもいい勝負と見ているのか、それとも暴れる手順があるのか知りたいところだが、自分には、先手優勢に見える。 しかし、△3六歩と打てば、この局面は想定できるはずで、こんなに簡単に羽生棋王が悪くなるとは考えられないので、何かあるのかもしれない。 羽生棋王の指し方に注目したい。 (午後12時30分記) |
| 今、速報を確認したら、△8二玉▲2六歩と二手進んでいた。 確かに、▲3八飛から▲3六金とするより、▲2六歩から▲2七銀▲3六銀が実現すれば、この方が数段良い。 さて、羽生棋王は、どうするのだろうか? それにしても、速報ページが重い。昼間でこの調子では、夕方以降は、つながらなくなる公算がかなり強い。 速報ページがつながらなければ、ここも当然、更新できませんので(^^; (午後1時40分記) |
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| 3時前と今つなげてみたが、案の定、つながらなくなった。 もし、どなたか、つながった人がいましたら、将棋タウン掲示板か、メールで教えていただければ、うれしいです。 現在、31手目、▲2六歩までしか、分かりません。 (午後3時20分記) |
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早速棋譜ありがとうございます。 さて、上記から、久保六段はすぐに(△3六歩を)取りにいかず、駒を組み合う展開となった。ただ、△3六歩自体を守りようのないのは同じだ。 ▲4八玉から▲3八玉と、飛車の筋に玉を持っていったのは、相振り飛車の定位置とはいえ、度胸のある手だ。暴れられたときに、かなり危険な位置のような気がするが。 後手の羽生棋王の美濃も相振りで、向かい飛車に対しては、かなり珍しい。通常は、金無双だが、△6四歩を突かざるを得ない、ということで、美濃になったのだろう。 △4五歩からいよいよ羽生棋王の攻めが始まった。 一見、やや攻めが薄そうに見えるが、4三金の応援もあり、先ほどは先手が優勢に見えたが、もう難しい局面になっている感じだ。 (午後3時50分記) |
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上図△4五歩に▲同銀と取ったのが好手だ(と思う)。 普通は▲同歩から読むが、△3四金などの攻めが結構うるさい。銀交換をすることで、次に▲2三銀を見せ、攻めをけん制している。 そして、△6二飛には、▲8四歩からの継ぎ歩攻め。この攻めがあるから、普通は美濃ではなく、金無双にすることが多いのだ。 羽生棋王は、△7一玉と早逃げでしのぐ。▲8五飛なら△8二歩を用意している訳。 一旦、▲3六銀も味の良い手で、△3五桂などの攻めを防ぎながら、一歩を補充。 こういう手は攻める前に入れておきたい手だ。 そして、△6五歩に、いよいよ▲8三銀。久保六段、うまく指し回していると思う。 (午後4時40分記) |
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上図から、△7四銀!そして、▲同銀成△同歩、再度の▲8三銀に△6三金。 なるほど、こういう風に受けるものですか。 それでも、久保六段は、▲7五歩から▲8五飛と出る。先ほどまで、▲8五飛には、△8二歩があったが、今は▲7二歩と打たれてしまうので、8筋を受ける手はなくなった。 こういう場合の常套手段である、△6一玉の早逃げ。8三銀を重くして、左翼に逃げ込もうとする手だ。 そして現在は、▲7二歩と垂らした局面。これで、次に▲8二銀成から▲7一歩成を狙っていく訳で、受けはないが、攻めそのものは、かなり重い。その間に、羽生棋王が、どのように久保陣を攻略するかだ。 羽生棋王の巧みな受けで、局面はまた難しくなったような気がする。 (午後5時40分記) |
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30分前くらいから、まったくつながらなくなった。 とりあえず、分かっている局面(79手まで)アップしておきます。 局面はもっとだいぶ進んでいるかもしれない。分かっている人がいましたら、またお願いします。 (午後6時45分記) |
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97手で、羽生棋王投了。久保六段、初勝利となった。 上図から、△3六飛▲同歩△4七銀と攻めに出た。だが、わずかに届かない。▲6六角が味良い一着で、これで先手勝ちになった。 △6七銀と形作りをしたところで、▲5二銀から即詰みに討ち取った。 投了図以下、△4二同玉は、▲6三と△4三玉▲5二竜△3四玉▲3五金まで。△3四玉と逃げるのは、▲3二飛成りに、合駒が悪く(歩か桂があれば詰まない)、△3三香▲同馬△同桂▲3五香までとなる。 これで、1勝返し久保六段の1勝2敗となった。 (午後7時半記) |