名人戦が始まりました。ここでは第1局の速報感想を載せていきます。
予定としては、1日目は、3〜4回(午前10時、午後1時、6時過ぎ)、2日目は、随時載せて行くつもりです。
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先手丸山名人、後手谷川九段でついに名人戦の第1局が始まりました。 先手の居飛車は当然として、後手の谷川九段は、四間飛車を採用。 図は、10時、BS放送終了局面。 後手の、△9四歩に、一旦は受けずに▲5六歩。それを見て、突き越さずに△3二銀。序盤から、細かいやりとりが続きそうだ。 今後は、先手の丸山名人が、どの戦型を選択するかが焦点。 得意の居飛車穴熊模様対藤井システムが見られるのではないかと思っているのだが・・・。 (4月12日午前10時10分記) |
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1日目、昼食までの局面。 名人は、早めに角を▲6八へ引き、▲6六歩とする。いわゆる、持久戦模様へと進めたわけだ。藤井システムに対する、先手の指し方は、定跡最前線といったところ。似たような対局も多く、この後、居飛車穴熊にするか、西田スペシャル(トーチカ囲い)(正式名称をはっきりして欲しい)にするか分かれる。 ただ、谷川九段が△7三桂とはねた為、ほとんど、居飛穴は無理になった。桂をはねない指し方も多く、その場合は、先手に囲いの選択権がある。むろんはねなければはねないで、後手も作戦の幅は広い(△5一角から△7三、△8四へ角を転回する手など)。 この後は、先手は、トーチカ囲いに、後手も美濃に入り、じっくりした戦いになると思う。本格的な戦いは、明日になりそうだ。 (4月12日午後1時10分記) |
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上図より、先手は予想通りトーチカへ、後手は美濃へ入場を目指す。 実は、この局面の一手前までの局面は、去年の神谷−藤井の順位戦と同一局面だ。先手の神谷七段は、ここで5七角と指し、のち、3七桂、5九銀の後、藤井竜王に幸便に△1五角と出られて作戦負けを喫している。この形は、▲3七桂(場合によると棒銀)になることが多いので、▲1六歩はいわゆる居飛車の税金だ。 この後の展開としては、△5四歩から美濃へ入り、場合によると、銀冠へと駒組みを計る。後手から急に動く手はないと思うが、先手も穴熊ほど固くはないので、これはこれで互角の駒組みだと思う。 (4月12日午後3時40分):次回は、BS終了後(6時過ぎ)アップ予定 |
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1日目終了局面。上図よりあまり動いていない。 封じ手3手前に指した、△8一玉が驚きの一手だ。普通は、△8二玉から銀冠を目指して問題ないと思うのだが。▲2六に角がいる将棋で7一から8一へ寄ったことはあるが、この局面では、かなり珍しいと思う。 解説の青野九段も言っていたが、急戦を匂わせる感じの手である。ただ、どうに動くのかは見当つかない。持久戦になると、結局8二へ動いて一手損になるのが気がかり。 さて、封じ手予想だが、解説の青野九段は△5四銀、斎田女流名人と脇八段は△5四歩をあげていた。 実際、この二つ以外ほとんど見あたらないように思う。△8三銀も上がっていたが、8一玉との連携が悪い。△5四歩が最も自然な一手に見える・・・。 (4月12日午後6時10分記) |
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2日目が始まった。封じ手は、△8三銀だった。 BSの解説でも出た手ではあったが、青野九段も言っていたように、若干8一玉との連携が悪いようにも感じる。ただむろん、深い読みの裏付けがあってのことではあろうが。 それに対して、▲4六角と出、△7二金に▲6八銀。この局面で、青野九段は、先手に打開策はない、と解説していた。 しかし、いくら千日手が嫌いと言っても、後手の谷川九段から動く必要はないと思うし、先手玉が固いだけに、後手から動くのは損な感じだ。 今後は、△4二角(5二角)として△4五歩を突くように、後手から動くのか、あるいは△5二銀から千日手模様になるのか、谷川九段の指し方に注目。 (4月13日午前10時20分記) |
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2日目、昼食までの局面。お互いに固め合っている。 名人は、一旦出た角を再度引き、▲4六歩を突ける体勢を作った。やはりここからでないと打開できないということだろう。 毎日の記事に、「先手が指しやすいの声多し」にちょっとびっくり。 玉型は、銀の位置だけが違い、ほとんど同じだ。この銀の位置は、横から攻められた時は後手玉が弱いが、玉頭戦には桂頭など先手のほうが弱く、五分だと思う。飛車先が伸びている分、先手の方が仕掛け易く主導権はあるが、後手は千日手でもオッケー。仕掛けなければならないのは先手なので、こういうことまで考えれば、形勢は互角だと思うのだが。 玉の固さが同じなだけに、一旦形勢が傾くと挽回できにくい局面だ。開戦後の数手が勝負所になりそうな予感。 (4月13日午後1時20分記) |
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ついに開戦された。 ▲4九飛に△1五歩! 後手から動くとすると確かにこのくらいしかないのかもしれない。△2二角のような相手の動きを待って、反撃するような手は考えないということか。 それにしても思い切った手だ。それに対して、一旦▲同歩と取ってから▲3五歩。この当たり、一手一手の候補手は少ないが、その後の変化が膨大。 優劣が決まってしまいそうな大事な局面だ。 形勢は、・・・はっきり言って全く分かりません。でも、△1五歩は、仕方なしに仕掛けたのではなく、これでやれる、という感触のもとに仕掛けたのだと思う(そう思いたい)。 まもなく、BSが始まるので、その解説を見ます。次回は6時過ぎに。 (4月13日午後4時記) |
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右図は、6時の夕食休憩(BS放送終了)まで。 後手の△1三角も唸らされる手だったが、名人の▲4七飛はすごい一手だった。 4六歩で飛車を押さえ込まれるのが目に見えているので、当然▲4四飛の一手だと思っていたのだが、・・・。まさに丸山流だ。 BSで、青野九段と脇八段がさかんにこの後の展開を解説していたが、後手の良くなる変化がなかなか出てこない。実際、▲4五桂から▲5三とを防ぐすべがなく、早い攻めもないように見える。谷川九段が、▲4七飛から▲6七飛の展開を軽視していたのだろうか。 青野九段が、「もう一度、谷川九段らしい手が出ないと、後手が良くなるのは大変」と言っているように、後手が何か手をひねり出さなくてはならない局面になっているようだ。 (4月13日午後6時10分記) |
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BSで解説していたように△2六角成までは進んでいた。 ここで、▲4四歩ではなく、より厳しく角を打った。そして、さらに▲5五歩。 △5六角は、いかにも谷川九段らしい手のように感じる。単に受けるだけでは勝機はないと見たか。ただ、△4七歩成からの一直線の攻め合いでは、ちょっと届かないように見えるのだが、どうなのだろう。どこかで、攻めを遅らせる手はなかったのだろうか。 とにかく先手の攻めは分かりやすい。それより早く先手玉を寄せきれるかどうかがポイントだが、(たぶん)普通に寄せたのでは足りないと思う。 ▲4七飛からの形勢の開きが縮まっていないように感じる。 谷川流のするどい一手が必要で、これを期待したい。 (4月13日午後8時50分記) |
| 今、棋譜を更新したところ、▲6八金打とはじき、△5九飛とつないだところ。 数手前に比べてずいぶん詰まったように感じられるが、それでも、後手足りない感じがするのだが。 (9時記) |
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121手、▲5三角で谷川九段投了。 投了図では、同竜と取るよりないが、5八の竜がいなくなると、先手玉の詰めろが消える。また、▲5七飛から▲7七飛で先手陣に寄りつきがなくなる手もあるということで投了したのだろう。 中盤の△1三角から一気に優劣不明になったかと思われたが、▲4七飛から▲6七飛の丸山流で優位に、そしてその微差を確実に守りきったという感じがする。それでも、最後、△8七香で見ている方はどうなんだ、と思ったが、これは形作りだったようだ。 名人の渋さ(辛さ)が出た一局だった。 (4月13日午後11時記) |