名人戦第3局の速報感想を載せていきます。予定としては、1日目は、3〜4回(午前10時、午後1時、6時過ぎ)、2日目は、随時です。
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名人戦第3局は千日手になり、指し直し局が始まった。 当然、先後が変わるので、今回は、先手が谷川九段、後手が丸山名人になっている。 図は24手まで。急ピッチで進んでいることも驚きだが、戦型が角換わりになっていることも驚き。 先手谷川九段のもっとも得意とする角換わりを丸山名人が受けたということであり、さらに、名人は、棒銀で対抗している。前局とは違って、早い戦いになりそうだ。 (5月9日午前11時30分記) |
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昼食休憩までの局面。 角換わり後手棒銀は、いわゆる一直線に9筋から攻めてもうまくいかないとされている。 このあたりは、最近出た「谷川の21世紀定跡1」に解説があるが、7筋と9筋の攻め、両方を見据えながら、駒組みを進めることになる。 名人の△6四歩が、ちょっと目新しい手だ(と思う)。研究手であることは間違いないが、単に△7五歩では、▲6五銀がぴったりした受けで、△7六歩▲同銀引となり先手が手厚い、と本にある。また、(単に△7五歩は)ちょっと前のプロの実戦例もあり、先手良しに固まっているのかもしれない。 そこで、▲6五銀を出させないようにした△6四歩。ただ、反面6三の地点が空き、後手の陣形もやや薄くなるのが気がかり。 今、3七桂と跳ねて、期を見て▲4五桂からの攻めを見せた訳だが、桂をはねると、いつでも△3七角があるので、タイミングが非常に難しい。駒がぶつかり出すと、一気に難解な終盤戦に突入する。 (9日午後1時記) |
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先手の右側が薄いので、攻めづらいと思っていたら、やはり△3五歩から後手が手を付けて来た。 △7六歩と取り込み、銀を左に片寄らせておいて、一転△4四歩がなるほどうまい手順だった。ここで、▲4七金などど言う手は、やはり前進流にはなく、やってこいの▲4八飛。次に▲4五歩と突かれてはたまらないので、△3五歩からは必然の応酬か。 それにしても、銀桂交換で、歩切れとは言え、と金ができて、角も急所(5四や3六)に成れそうで、自分としては先手を持ちたくない。 ただ、角換わりの谷川九段は、いつもこんな感じで、それでも針の穴を通すような細い攻めをつなげてしまうので形勢はまだまだ難しいのかもしれない。もっとも、相手も相手で(棋風が手厚いので)、果たして薄い攻めが通用するのであろうか。 (9日午後3時50分記) |
| 今、確認したところ、▲7二歩に△同馬と引きつけ、さらに△4二金右とそなえたところ。泥仕合になりそう・・・。 まもなくBSが始まるので、次回は6時過ぎ。 (午後4時20分記) |
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左図は6時のBS放送終了局面(夕食休憩まで)。 上図から、名人は上部を開拓して、入玉模様になるのかとも思ったが、▲4五歩が軽妙で、△2二玉と入場して(入場させて)、攻め合いの様相になった。 今、▲5五角に△2二玉と寄ったところ。BS放送によると、控え室の検討では、(△2二玉で)△6三桂から受けに回り、やや後手良さそうとのことであったが、この局面の感想を深浦六段は、やや先手持ちと見ているらしい。 私は、先手の攻めが薄くて、やっぱり後手を持ちたい。もっとも角換わりの将棋はいつもそうで、攻められている側を持ちたいと思っているうちに、攻め潰されることはよくある。谷川九段の鋭い攻めが炸裂するのか、名人が持ちこたえるか、夕休後が正念場だ。 (午後6時10分記) |
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上図より、▲4二銀成から▲2二金! こんな直接手でいいの?という手だが、これが容易に振りほどけない。△3三銀では他に受けがありそうにも見えるが、やっぱり様々な攻め筋があって簡単ではないのだろう。 左図、自然に考えれば、△4六飛▲3六金△同飛▲4四角で、先手が良さそうだ。角を見捨てて▲5八とや、一旦飛車を引く手もありそうだが、いずれも先手の攻めは切れなくなった感じだ。 毎日の実況に、「先手良しの声多し」とあるように、先手が優勢になったようだ。 (午後7時50分記) |
| 上記アップ後、一気に終局となった模様。87手で、谷川九段の勝ち。 (午後8時記) |
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終局まで一気に進んだ。左、投了図の先手はいわゆる「ゼ」(駒を何枚渡しても詰まない)に対して、後手玉は、▲3三銀からの詰めよ。さらにどう受けても一手一手の為、投了は仕方ない。 それにしても、夕休後は、ほとんど一直線だった。△1二玉で△6三桂ならどうだったのか、という疑問は残るが、しかし、谷川九段の寄せは、相変わらず、すばらしいの一言。夕休の一時間で勝ちを読み切ったのかもしれない。 これで、名人の1勝2敗。先手番を千日手にしてしまった名人が、次回どんな作戦に出るか、第4局が楽しみだ。 (午後8時30分記) |