ここでは、2003年、第52期王将戦の感想を書いていきます。
但し、あまり見ている時間がないので、更新予定は、1日目(1月15日)は6時過ぎの1回、2日目(1月16日)は、午前11時過ぎから終局まで随時ですが、4〜5回程度の簡単なものにしたいと思います。
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新年最初のタイトル戦である王将戦が始まった。この第1局は、先手が佐藤王将、後手が羽生竜王になっている。 左図は、1日目終了局面。 初手より、▲7六歩△3四歩▲2六歩△8四歩の出だしで、横歩取りになった。 先手の佐藤王将は、▲8七歩を打ち、▲5八玉と構える。▲3六歩を早めに突くのも、最近では常識らしい。 横歩取り8五飛戦法のもっとも典型的な定跡形で一日目が終わった。 (1月15日午後6時10分記) |
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2日目、午前11時の局面。封じ手は、△3五同飛。 角交換から▲4六角が見えていても「やれる」との判断。と言うより、この辺りは、相当研究されている局面だと思う。 ▲3五歩に△4四飛が、研究していなければ指せない一手だ。普通は5四に回って、5七の玉頭に圧力をかけたいところだからだ。 図は、先手の香得。対して、「さらに馬が出来ている」とは見ない。「馬はできていても、働かせるまでに時間がかかるので、働きが悪い」と考える。したがって、大駒の働きでは後手の方が良い。さらに玉も、やや後手の方が固い。 香得を生かし、馬を働かせられるようなゆっくりした展開になれば、先手良し。これから後手の猛攻が始まる。 (16日午前11時10分記) |
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2日目、午後2時30分の局面。 上図より、△3七歩▲同桂に△5四角と打ち、▲4六飛と回ったため、飛車交換になった。 実況によると、この展開は、過去の棋聖戦と同じであり、その時は後手が勝っていると言う。 この局面、後手の攻めは飛角桂の3枚で細い。普通だと3枚の攻めは切れてしまうことが多いのだが、横歩取りでは、これでも結構うるさい。次に△3七歩▲同銀△5五桂や△2九飛があり、先手大変そうに見える。 とは言え、実際はまだまだ微差。佐藤王将が、どのように勝負形を作っていくのか見ていきたい。 (16日午後2時50分記) |
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2日目、午後5時40分の局面。 先手が攻め合いに持っていくとしても、▲2四桂や▲3四桂ではパッとしないと思っていたら、佐藤王将は、▲5五桂。攻守両用で、一目いい手に映ったが。そして、△6五桂に、だいぶ経って、実況ページを見たところ、ほとんど動いてないので、「更新してないのかな?」と思ったら、なんと次の▲8一飛に100分の長考! さらに、△3七歩に手抜きで▲6三桂不成!一直線の斬り合いに行った。いったい、どちらが読み勝っているのか? しかし、この図、次の△3八歩成が一手すき(△4八飛▲同金△同と▲同玉△5六桂以下)になっている。したがって、それを▲同金と手を戻すようでは、先手がつらいような気がする。 (16日午後5時50分記) |
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佐藤王将投了、左図が投了図。以下は、▲5九同玉△4八金▲6九玉△4七角成までの詰み。 やはり▲3八金と手を戻すようでは、勝てなかった。直後の△5六桂!がするどい。これも、△4八飛以下の詰めろ。これに対して、▲6六歩と逃げ道を開けたが、今度は△4八銀がピッタリ。いわゆる「筋に入った」格好だ。 横歩取りは、やはり終盤があっと言う間だ。▲8一飛では、勝てないと思いつつ何かないか長考したのかもしれない。勝負の勝敗のポイントは、50手前後辺りにありそうだ。 (16日午後6時30分記) |
| (週刊将棋を見ての追記) 実況を見ている時は、「▲3八金と手を戻すのではつらい」と思ったが、実際は、まだまだ相当難しかったようだ。△5六桂に対する65手目の▲6六歩が敗着で、△4八銀と絡まれて、本当に受けがなくなったと言う。 以下は週刊将棋からの抜粋。 「▲6六歩では▲6八銀と備えれば大変だった。これは羽生の指摘。例えば△2九飛は▲3九金打△同飛成▲同金△3七金に▲3八金という妙手があり△3八同金▲5六歩で先手玉は容易に寄らない。この後、1時間以上も調べられたが、明快な筋は発見されなかった。」とのことだ。 この将棋、▲5五桂が、佐藤王将の新対策。この局面自体は、どちらが優勢か今のところ、結論は出せなかったようだ。 (1月20日記) |
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