竜王戦第一局
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14日午前9時、ついに竜王戦が始まりました。 先手は鈴木大介六段。 今回は、振り飛車しか指さないと言う、鈴木六段の言葉通り、角道を止め、早々に四間に振る。 対して、藤井竜王は、居飛車で対抗。 今後、藤井竜王の四間飛車に対する戦型が注目される。 (14日午後1時記) |
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藤井竜王は、まず5三銀右で、持久戦を志向。 これが、4二銀から5三銀左なら急戦ということになる。 そしてさらに、鈴木六段の1六歩と、囲いをどうするのか聞いた手に対して、戦前の予想通り、3三角と居飛車穴熊という答えを出した。 さて、今度は鈴木六段が、竜王の居飛車穴熊に対してどういう駒組みを見せるかが注目される。 (14日午後3時半記) |
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1日目は、27手目、7二飛と寄ったところで、鈴木六段の封じ手となった。 7二飛と寄らずに、1二香から穴熊にもぐる手も考えられるが、それだと、6六飛から7六飛とされ、振り飛車側に主導権を奪われるし、完全に囲わないうちに仕掛けられることもありえるので、それをけん制した意味もある。 この後は、竜王の方から、囲いは3二銀として美濃にし、7四歩と動いていくのか、あるいは、理想型に組ませるのをけん制しただけで、穴熊を目指すのか、また、それに対して、あくまで急戦を狙うのか、振り飛車側の駒組みも含めてどこで戦いが起こるのか、興味は尽きない。 (15日朝記) |
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封じ手は6七銀。ある意味当然の一手で、この銀が残ったまま戦いになってはつらい。 対して、竜王は、3二金から7四歩と動く。 途中、4二銀引きと締まったのが渋い手だ。 左図は、昼食休憩までの局面だが、振り飛車側があまりゆっくりしていると、1二香から穴熊にする手もあるし、あるいは単に攻められても居飛車側はかなり固く十分そうだ。 はっきり言って、振り飛車党の自分としては、この局面、振り飛車側を持って、全く自信が持てない。藤井竜王がうまく立ち回った感じだ。 鈴木六段が、この後、どう勝負に持っていくのか、見てみたい。 (15日午後4時記) |
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上の図の次の一手は2五桂。 実際6五桂を単に防ぐことは難しい。5六銀は5五歩があるし、6六銀など味が悪く指す気になれないだろう。 2五桂に対し、2四角は4四角・同金・7四飛がある(但しそれでも悪いとは言えないが)。 以下飛車交換から、8七歩と打ったのが左図。このと金攻めが間に合うようでは、振り飛車かなりつらい。 ここで、鈴木六段はじっと1五歩!右翼が固いので、端に狙いをつけた一手だが、局後「端から動いたのがよくなかった」と言っている。 しかし、3三桂成・同金寄(同銀)・8三角(あるいは6一飛)のようなねばりに出る手も、じり貧になるおそれがある。 |
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以下、端からがんがん攻めた鈴木六段だが、いかんせん駒が足りな過ぎる。しっかり2一桂と先に受けておいて充分。 左図が投了図だが、以下1四歩と取り込むぐらいだが、1七歩・同香・同桂成・同香に、1六歩と打ち、同香には1九飛があり、はっきり手勝ちだ。 今回66手での終局は竜王戦史上最短手数だそうだ。しかも横歩ならまだしも振り飛車戦でと言うのは非常に珍しいだろう。 詳しい敗因は、プロが検討して週刊将棋に載るだろうが、2日目の昼食休憩ですでに悪そうにさえ思える。 竜王の構想力の差を感じた一局だった。 (16日朝6時記) |