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竜王戦第6局、速報感想&解説文

ここでは、竜王戦第6局(12月14日15日)の竜王戦速報解説をしていきたいと思います。

なお、第5局から速報ページ(トップよりリンク)ができましたので、基本的には、そこを見ながら、随時感想を入れていこうと思います。
したがって、更新時間は特に決まっていませんが、BS放映後は、そこまでの感想を載せますので、予定では、1日目(14日)は午前10時、午前11時から午後5時はたまに、午後6時過ぎ、2日目(15日)は、10時過ぎから終局まで随時更新していく予定です。
また、このページは、2度目以降に見るとき、古い状態のものが呼び出されることが良くあるようなので、念のため、ブラウザの更新ボタンを押してみて下さい。(2000/12/14AM10:00)


いよいよ第6局がスタート。今回は、先手が羽生五冠、後手が藤井竜王です。

左図は、朝のBS放送中継までの局面。居飛車対四間飛車のオーソドックスな出だし。
10手目の端歩突きに羽生五冠は、端歩を受ける。これで、今回も急戦になる可能性が高くなった。
しかし、最終手△6二玉。やや早い玉上がりで、急戦に備えた感じだ。
これを見て、それでも縁起のいい(とにかく勝っている)急戦策を取るか、持久戦に作戦変更(たぶん急戦の作戦だった)するか、羽生五冠の動きが注目される。
(14日午前10時記)
お昼までの局面。
羽生五冠は、▲3六歩▲6八銀から急戦を目指した。今、△5四銀に▲3七桂とはねたところだ。
藤井竜王の△1四歩は、後手番なのに、という手だが、急戦に対して△4一金をなかなか動かさないのが藤井流なのかも。
最後の△5四銀はあまり見ない手だがない手ではない。ただ一般的な4五歩早仕掛けの定跡本は多数あっても、5四銀の形を解説しているものは少ないと思う。むしろ力戦型になりやすい。

それにしても、消費時間の差がものすごい。羽生五冠の2時間26分に藤井竜王の30分とは!
竜王、この形で戦おうと決めてきたか。
(14日午後12時半記)
局面の動きが遅くなったようだ。さすがにこれから難しい中盤戦へ突入するところなので、しかたないか。
すでに本などの定跡にない局面になってしまったが、△6五銀と出れば、▲4五歩から大乱戦必死となる。
似たようなプロの対局もいくつかあるが(ここでは、△6五銀が最も多い)、結果だけでは、居飛車が勝っている感じだし、私もいわゆるこのたこ銀は、若干振り飛車が指し過ぎているように思っている。
それ以外には、△3二金など、▲4五歩に備える手などあるが、藤井竜王の棋風からすると、こっち(△3二金)じゃないかという気はする。
(14日午後1時半記)
△6五銀と出ましたねぇ^^;
こうなると、大乱戦になる可能性が大。
先手からは、▲4五歩(▲2四歩の突き捨てを先に入れることもある)か、▲7五歩。▲7五歩だと、やや穏やかになる場合もあるが、たぶん▲4五歩と突くでしょう。
問題は、藤井竜王の△4一金。これがどういう動きを見せるか。また、5二金左としまってないことが、どちらに味方するか、この当たりに注目しながら、一手一手を見ていきましょう。
たぶん、今日は、あと数手しか進まない(と思うので)。
(14日午後2時半記)
▲7六歩△6四歩▲5五歩△5四歩
どうも、上図より▲4五歩の決戦は、幸便に△3二金と上がられて面白くないのかもしれない。で、▲7五歩と突き、やや緩やかな流れとなったかと思ったら、突如△5四歩!▲7七金と上がられてはまずいので動く一手だが、薄そうな5筋を突いたのはちょっと驚き。▲同歩なら△同銀が好形。そこで、▲6六歩だが、それでも△5二飛と回って、5四の歩を取りにいける。この当たり、4一金が動いていないのを、うまく活用している。
4一金のままだと、5筋6筋が薄いので、どうしても戦いに入る前に、上がってしまいそうだが、指し方によっては、4一のままの方が手広い、ということで、なるほど、参考になる指し方だ。
とは言え、局面は全くの五分。いつも序盤先行する藤井竜王としては、やや物足りないか。
まもなく、BSが始まるので、次回は、1日目終了後ということで。
(14日午後4時40分記)
BSが始まる前に、▲2四歩△同角が入ったが、それ以降1手も動かなかった。左図が1日目終了局面。
解説でも話していたが、▲2四歩を△同歩なら▲5六銀△5四飛▲5五歩△5一飛▲5七銀でやや居飛車手厚そうに見える(2四の突き捨てが入っていないと、△3五歩▲2六飛に△1五角がある)。
しかし、竜王は、即座に△同角。これで、羽生五冠の指し手が止まった。実際、非常に難しい局面。
封じ手は、解説(青野九段、森内八段)では、▲7四歩が有力とのこと。△同歩あるいは△4二金に▲9七角の筋。むろん、難解だが。
直接切る(▲2四飛)は、あるものの、7六銀が残ったまま、飛車を渡すのは、ちょっと嫌かもしれない。
ここ数手で、どちらかに形勢が傾く、中盤の難所が続く。
(14日午後6時10分記)

2日目が始まった。封じ手は、解説で予想していた通り、▲7四歩。
非常に難しい局面だが、局面をさらに複雑にする▲7四歩はいかにも羽生五冠好みか。もっとも、平凡に指して、△4二金から△5四飛と走られては、大変だが。
BS放送中、藤井竜王は、1手も指さなかった。予想はしていたと思うが、とにかく難解で変化の多い局面。青野九段も話していたが、「時間がいくらあっても足りない」ところか。
これからは、いくら予想しても当たらない、難解な指し手が続きそうだが、平凡に指すなら、△4二金。もし、これでよくない、と考えているなら、振り飛車大変かもしれない。
(15日午前10時20分記)
なかなか指し手が進まないと思っていたら、竜王の指した手は、△3二金!
4二と3二との違いは、2筋を受けた(▲2二歩や角が動いた時の飛車成り)という訳ではなく、おそらく、様々な変化の中で、▲9七角が間接的に4二金に当たっているのをさける為と思われる。それにしても、これから5〜7筋で戦いが起きようとしているときに、戦線から離れる感じのする△3二金は驚愕の一手。相当読みを入れないと指せない手だ。
それに対して、羽生五冠は、7筋の歩を切り、銀を追い払う。
これで、次は、▲2四飛△同歩▲6三角△7四銀引▲5二角成△同金▲5三歩成△同金▲5一飛だろうか?
まあ、そこまで単純には進まないとは思うが・・・。
(15日午前11時10分記)
左図は、昼食まで。上図から、飛車を奪って、▲1一飛と打ったところだ。
一見、△2二飛で簡単に受かるようだが、▲7六歩▲6五歩の角の活用が意外にうるさい。1一飛が取れる訳ではないので、飛車を受けに使っても大変かもしれない。△2九飛から香を取り、△8四香の筋も、▲5九銀と一手で受かるのが面白くない。
ということで、形勢はまだ難しいと思うのだが、8八の角が遊んでいる以上に、振り飛車側の陣形の乱れがひどく、やや羽生五冠ペースと言えるのでないかと思う。
今後、藤井竜王がどんな手をひねり出して来るか。午後も目が離せない。
(15日午後12時半記)
上図で、どうするのだろうと思っていたが、藤井竜王は、長考の末、△3五歩。正直このくらいの手しかないのでは、やや居飛車良しかとも思ったが、▲2一飛成△4二金左に▲3五歩!
手を抜いて攻める手はない、ということか。やはり角が遊んでいるので、見た目以上に先手も大変なのかもしれない。
じっと△2七角は手厚い(△3六歩が見えるだけに)。
正午あたりで、藤井竜王が大長考したので、居飛車良しかと思ったが、こうなってくると、振り飛車を持ちたい気もしてくる。
大熱戦の終盤に突入しそうだ。まもなくBSが始まる。
(15日午後3時50分記)
BS放送途中。
青野九段の解説に様々な変化が出て、むろんまだまだ大変なのだが、わずかに振り飛車が残している感じがしている。
(15日午後5時半記)
現在(6時ちょっと前)の局面。竜王優勢。
驚愕の勝負手、▲7五歩!

竜王優勢と思うが、・・・どうに寄せきるのだろう?
(6時10分)
猛烈な羽生五冠の追い込み。
訳がわかんなくなってきた。
(6時50分)
BSが7時まで伸びたが、終局まで入りきらなかった。
左が放送中継まで。
△7六銀!すごい手だ。どちらが勝っているのだろう。
藤井竜王投了。左が投了図。


5時頃は、はっきり竜王優勢かと思っていたが、羽生五冠の猛烈な追い込みに、どこか間違えたのだろうと思う。
それにしても、ものすごい熱戦だった。

(15日午後7時半記)

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