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竜王戦第7局、速報感想&解説文

ここでは、竜王戦第7局(12月25日26日)の竜王戦速報解説をしていきたいと思います。

なお、第5局から速報ページ(トップよりリンク)ができましたので、基本的には、そこを見ながら、随時感想を入れていこうと思います。
したがって、更新時間は特に決まっていませんが、BS放映後は、そこまでの感想を載せますので、予定では、1日目(25日)は午前10時、午前11時から午後5時はたまに、午後6時過ぎ、2日目(26日)は、10時過ぎから終局まで随時更新していく予定です。
また、このページは、2度目以降に見るとき、古い状態のものが呼び出されることが良くあるようなので、念のため、ブラウザの更新ボタンを押してみて下さい。(2000/12/25AM10:00)


ついに、最終戦が始まった。注目の振り駒は、歩が三枚出て、藤井竜王の先手、羽生五冠の後手になる。

左図は、朝のBS放送中継までの局面。今回も、居飛車対四間飛車のオーソドックスな出だし。
但し5手目藤井システム特有の早い▲1六歩に対し、羽生五冠は△1四歩と端歩を受ける。これで、今回も、大方の予想通り、急戦になる可能性が高くなった。

後は、今後羽生五冠がどのような戦法を採用するのかが、非常に注目される。と同時に藤井竜王が、対急戦をどのような布陣で受けるか。
序盤が非常に緻密な、藤井竜王の将棋では、先手を取ったことは、かなり大きいと思う。
(25日午前10時記)

1日目、昼食休憩までの局面。
羽生五冠の△2四歩で、今回の戦法が左美濃に決まった。

王座戦、竜王戦通して、左美濃は、竜王戦第4局の1回だけ。その作戦も、先手羽生五冠の方が、やや手詰まりになりそうなところを、無理やり打開しての戦いだった。
今回は、後手番ということもあり、手詰まり状態になった場合、どうしても打開しなければならない、ということはない。後手番の時は、左美濃(先手なら急戦)と決めて来たのかもしれない。
最終局ということもあり、4枚美濃に囲っての戦いとなるのではないだろうか。
(25日午後1時半記)

上図より、藤井竜王は、自然に迎え撃つ。羽生五冠の△7二飛には▲7八飛。
この駒組、ほとんど同じような対局は、いくつかある。それらは、以下、△3三角から△5一角と転回したものや、△4二銀から△3三銀と固めたものなど、様々。
全くの同一局では、小林−高橋戦で、以下△4二銀▲5六歩から、5、6筋で戦闘が起きた。
今、速報を確認したところ、羽生五冠の△4二銀に藤井竜王が▲8八飛と動いた。おそらくここから未知の局面。
一瞬のすきをついた機敏な動きか?
(25日午後4時20分記)

1日目終了局面。BS放送中は、1手も動かなかった。
藤井竜王の▲8八飛に△7三桂と跳ねたところ。これからの一手一手が非常に難しい。
封じ手は(解説にもあったが)、▲5六銀か▲5六歩がもっとも普通。他には、▲2七銀や▲9五角なども出ていた。
一変化として、▲5六銀△3三銀▲6五歩△3一角▲6八飛。
むろん、これはこれで、難解。形勢も、全く互角としか言いようがないと思う。ただ、持久戦に対して(急戦に対してもか)、常に作戦勝ちを収める藤井竜王としては、先手でもあるので、少しでも有利にしておきたいところか。明日は、午前中から、藤井竜王の指し手に注目したい。
(25日午後6時15分記)
2日目が始まった。
封じ手は、予想通り、▲5六銀。それに対して羽生五冠は、△3三銀。予想された手順だ。
10時までのBS放送中に進んだのは、それからさらに、▲2七銀。ちょっとびっくりの一手。
つまり、解説でも言っていたが、▲5六銀と上がったのなら、▲6五歩から攻めを狙いたいし、▲2七銀と上がるのなら、▲5六銀は、保留しておき、ゆっくりの展開になった時に、▲5六歩の形に出来るようにもしておきたいということ。なんとなくバランスが悪いように感じる。
もちろんそうは言っても、序盤巧者の藤井竜王が指した手なのだから、深い読みと構想があるはずで、この段階でどうこうは言えないが。
中盤の難所の始まりだ。
(26日午前10時10分記)

2日目、昼食休憩までの局面。▲6五歩に△5五歩として、ついに駒がぶつかった。
以下は、▲5五同角△5四金に▲7七角という展開をBSで、ちらっと解説していたが、その時とは多少局面も違うし、何よりこのあたり、変化が非常に多い。
振り飛車側からすれば、どこかで▲2五歩からの玉頭攻めも見せたいが、早すぎるとかえって自玉のキズにもなるので難しいところ。
形勢は、ほとんど互角だとは思うが、個人的には、居飛車の桂が活躍出来そうな形なので、振り飛車を持ってそれほど自信はないかな、と言った感じ。
しかし、勝負はこれから。
(26日午後1時記)

局面が急に動いた。△5四金に、一本▲4五歩△同歩を入れてから▲6六角。なるほど。単に逃げるのでは、どうも後手にさばかれそうで、どうするのかと思っていたが、4筋にあやをつけたのは当然とはいえ、うまい。
後手の△4四銀では、様々な手がありそうに見えるが、▲4六歩と合わせれば、後はほぼ一直線か。
図の局面、金歩と角の交換。2、3分ではとても優劣の判断できる局面ではない(とにかく難しい)が、角金交換なので、振り飛車大変かなぁとちょっと思った・・・が、(柿木の)盤面を逆にして、居飛車側から見ると、次の▲4四銀や▲4六(5六)金(金・銀打)等からの、玉頭への殺到も相当嫌で、うーん、形勢は互角かやや藤井竜王持ち?
BS放送途中で、解説を聞いてから、また載せましょう。
(26日午後3時45分)
BS放送途中。上図以下、△8六歩▲2五歩△同歩▲5六金△2二角▲4四歩
現在、谷川九段、田中九段の解説中。藤井竜王優勢とのこと。確かに、▲4四歩と突かれて、後手は、どうする?
(26日午後4時半記)

△同角▲4五金に△4二飛!
鈴木大介六段と田中九段の解説。検討をすると、まだまだ決め手が見つからず、大変。
(26日午後5時記)

野月四段と先崎八段の解説。後手の粘る手順が出てこない。野月四段、後手の逆転勝ちの可能性、10%か20%。
(26日午後5時10分)
BSが終わる直前。
さっきまでの、優勢局面から、少しおかしくなったか?藤井竜王が若干長考中。
どこかに、読み間違いがあったか?まだ、竜王優勢だとは思うが・・・。
(26日午後6時記)

とりあえず、BSは7時まで延長。

▲4二角に△同金!

その後、△6六角。△同金と取るのは、勝ちになったのでは、という感じの手だが・・・。
逆転しているのか、残しているのか?

(26日6時半記)

羽生五冠が投了。藤井竜王防衛で終わった。

▲4三銀不成も、ものすごい手。この銀がいなくなると、非常に自玉があぶないが、ぎりぎりを読み切った手。

左図が投了図。先手玉は詰まない。後手玉は受けなし。

すばらしい竜王戦だった。
(26日午後7時記)

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