ここでは、速報ページとBSを見ながら、感想を入れていきますが、更新予定は、1日目(12月9日)は午前10時過ぎ、6時過ぎ、2日目(12月10日)は、11時過ぎから終局まで随時更新していく予定です。
(BS放送は、9日9:00〜10:00、17:00〜18:00、10日9:00〜10:00、16:00〜18:00、21:35〜21:50(予定))
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第4局は、先手が阿部七段、後手が羽生竜王である。 左図は、10時、BS放送終了局面。 初手より、▲7六歩△8四歩から第2局と同じように相矢倉となった。そして、ここに至る手順、3手目▲7八金と上がったのも第2局と同じで序盤の駆け引き。 BS解説は、森内名人。「▲7八金△3二金の交換は、後手の作戦を狭めている」と言っただけで、この局面については、「あまり解説するところもない」(^^; 第2局は森下システムvsスズメ刺しだったが、今回先手の阿部七段はどんな作戦を取るかに注目だ。 (12月9日午前10時10分記) |
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1日目終了局面。 第2局と同じように、阿部七段は、▲6八角から▲7九玉の森下システム。これに対し、前回△4三金右と上がった羽生竜王だったが、今回は、△9五歩と先に端を伸ばした。これで、同じように玉を入場し、戦いが始まると、5二金の形が良く(飛車に強いので切って戦える)、後手良しなので、先手も▲3七銀から▲4六銀と中央の薄さをついて動く。 5五の歩交換がなされた段階で、5時からのBSが始まったが、ここで森内名人は、△9六歩か△7三桂のどちらかと解説。ところが実際は、△4三金右。この手は、一つには△9六歩▲同歩△同香▲同香△同飛に▲5三歩を嫌ったもの(実際はこれも難解)らしいが、▲5八飛との交換はどうだったのか。森内名人は、(△4三金右に首を傾げ)これなら、先手も相当やれるのでは、との見方をしていた。私も中央がやけに薄く感じられるのだが、羽生竜王の考えでは、△4三金右▲5八飛の交換があった方が良しとのことなのだろう。1日目で、早くも戦いが始まった。 (9日午後6時20分記) |
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2日目午前10時30分の局面。 封じ手は「当然の」▲9六同歩。そしてBS放送終了の10時では△同香としたところまでしか進まなかった。BSの解説でも問題になっていたのは、その次の一手。▲同香か▲9七歩か。▲9七歩だと、△同香成▲同桂△9六歩▲8八銀△9七歩成▲同香△9六歩▲9五香△8二飛▲9六香。BS解説の森内名人の話では、これでも先手十分そうだった。 本譜▲9六同香は△同飛▲9七歩△9二飛で、「ここで先手に思わしい手がないとそれほど良くない」とのこと。しかし、阿部七段は、じっと▲8八玉。ここまでが現局面。 この時点では、8一の桂が攻めに参加していないので、とりあえずは端も受かっている形。となると、中央の制圧も大きく見える。 攻めの香と受けの香の交換(後手得)か、中央の制圧(先手得)、どちらがより大きな意味を持つかと言ったところ。 (10日午前10時50分記) |
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2日目午後2時10分の局面。 上図より羽生竜王は、△7三桂▲8六銀を利かせた後、△5一香から△5三歩とこちらから位を奪回しに行った。 BS解説でも、△5三歩はたびたび出ていた手で、▲同歩成△同銀から銀を6四へ繰り出し、3一の角を幸便に移動できれば、玉も広くなり、後手優勢。 先手も中央の制圧権を取り返されては、主張するところがなくなってしまうので、今▲4六角と強手で迎え撃ったところだ。 1日目に△4三金右と▲5八飛の交換はどうだったのかと思ったが、こうなってみると、先手が容易ではないような気がする。意外に早い決着を見るか? (10日午後2時20分記) |
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2日目午後3時40分の局面。 △8五桂▲6五歩の後、△4五歩に▲5七角!すごいところに引く。そして、△4四銀右に▲8四角! これもすごい一手だ。△5五香と取られると、銀損して、しかも後手をひく。こんな手順は、一目読まないものだが、これしかないとすれば、先手が相当大変に見える。 ▲1八飛となり、中央の制圧権を奪われ、頼みの綱は、▲7三角成から上部を厚くして入玉狙いだが、△9六歩から単純な△9七銀!が厳しい。 まもなくBSが始まるので、その解説を聞きたいが、これは6時までの放送中に終わるかも。 (10日午後3時50分記) |
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2日目午後6時、BS放送終了局面。 上図より、▲7七玉に△8六銀成▲同歩△9七歩成。先手玉は今にも寄りそうだったが、▲7三角成!が「寄せてみろ」の一手で、△8七とから飛車は成ったものの、▲8八銀で、まだ簡単ではなかった。 BSでも、羽生竜王に何らかの読み違いがあったのでは、との解説があったが、それでも、△9三龍からじっと△4二角と駒得を主張してやり直せるところがやはり第一人者。 図の4手前の、△9四龍!の一手には「なるほど」と唸った。6筋ばかりに気を取られているが、この絶妙のタイミングでの飛車(龍)浮き。玉を安全地帯に逃げて、後は寄せ切れるかどうかと言うところだ。 龍を切って△7五桂くらいしか見えないが、それほど簡単ではないような気がする。とは言え、羽生竜王なのでなんとかするのでは、と見ているが。 (10日午後6時10分記) |
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2日目午後6時40分頃の局面。 一直線に入玉したら、どう捕まえるのだろう?と思っていたが、どうも途中で捕まえるのは無理だったようだ。ただ、後手がかなり駒得しているので、入玉だけで、先手が勝てる訳ではない。 それでも、阿部七段にも、勝つ可能性が出て来た感じだ。後手が入玉できるのか、あるいは先手玉を詰めることができるのか、難しい局面になった。 (10日午後7時記) 257手で阿部七段の勝ち。 |
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上図の局面では、阿部七段の玉は、完全に入玉を果たした。但し、持将棋になったときには、駒数が足りない感じだ。 そこで、羽生竜王の玉が入玉できるか、阿部七段が寄せきれるかと言う勝負になった。 左図、先手玉は絶対寄らない形で、▲2一龍と手筋で下段に落とし、▲2三歩成となっては、普通は先手必勝なのだが、なにしろ駒がない。ここから、羽生竜王が驚異的な粘りを見せ、泥仕合は延々と続いた。 |
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左図が投了図。動いていない駒は△1一香と▲1七歩の二枚だけという壮絶な死闘だった。 ▲3六金と打たれ、後手に入玉の望みがなくなって投了となった。 5、60手のところでは、羽生竜王が優勢だったと思うが、実際はそれほど差がなかったのか、あるいは、羽生竜王が寄せ損なったのか、この辺りは、また週刊将棋を参考にしたいと思う。 それにしても、BS放送中に終わるかと思われたこの将棋が、これほどの激闘になるとは予想できなかった。 (12月11日午前10時記) |