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竜王戦第5局、速報感想&解説文

ここでは、速報ページとBSを見ながら、感想を入れていきますが、更新予定は、1日目(12月18日)は正午過ぎ、6時過ぎ、2日目(12月19日)は、11時過ぎから終局まで随時更新していく予定です。
(BS放送は、9日9:00〜10:00、17:00〜18:00、10日9:00〜10:00、16:00〜18:00、21:40〜21:55(予定))

※このページは、2度目以降に見るとき、古い状態のものが呼び出されることが良くあるようなので、念のため、ブラウザの更新ボタンを押してみて下さい。


この第5局は、先手が羽生竜王、後手が阿部七段である。

左図は、正午の局面。
初手より、▲7六歩△3四歩から今期竜王戦三度目の横歩取りとなった。

BS解説は、藤井九段。「羽生竜王は▲8七歩と打って不満がなければ打つ」と言っていたが、今のところ、この歩を保留して駒組みが続いている。

2勝2敗となり、改めての3番勝負、前局の死闘の影響があるのかどうか、この一番の持つ意味は大きい。
(12月18日午後12時5分記)
1日目終了局面。

羽生竜王が▲8七歩を打たない山崎流を採用したが、その後の進行はこの形の最新形らしい。
実戦は少ないものの、今日の終了図1手前の局面で、▲2八飛と引くのと、▲4六飛と横へ動く、両方とも実戦例があると言う(BS解説)。

但し、解説(藤井九段・三浦八段)では、▲4六飛を主に検討していたと言い、「▲2八飛は意外、こちらは後手の良くなる変化が多い」(三浦八段)とのことだ。

プロの解説は、中盤ではなかなかはっきりどちらが良いとは言わないが、この辺りの局面は相当研究しているはずで、横歩を指す人なら、もうすでにどちらを持ちたい、持ちたくないと言う感じはあると思う。
明日は、角の働きが優劣のポイントとなりそうだ。
(18日午後6時20分記)

2日目午前11時10分の局面。封じ手は、△6四歩だった。

昨日の解説でも、6二の銀を使わなければならないと言うことで本命の一手。上図より後手の一つの狙いとしては、△6四歩△6三銀から△6五歩△6四銀、そして△6六歩▲同角△6五銀▲7七角に△6六歩で、あくまで攻めるのは、6筋と浮き駒の7八金だ(BS解説)。

△6四歩に羽生竜王は▲4八銀だが、ここまでは、三浦八段も指したことのある局面で、昨日の感じでは、「先手が苦労しそうな展開」らしい。
そして、△5四歩から、新しい世界に入った。今、▲8六歩と打ったところだが、この図のように、△6六歩からの攻めを未然に防ぎ(▲8七銀で7八の金にヒモをつける)、一歩得を主張すれば、先手も相当やれそうに見えるのだが。
(19日午前11時20分記)
2日目午後2時10分の局面。

上図からいきなり△6六歩!。一歩損が二歩損でもあまり変わらないと見ての突き捨てであり、▲同角と取らせ△5三銀と上がることで、中央への銀進出のスピードアップを図った。
しかし、▲3七桂から▲2五桂と気持ちよく桂をさばければ、先手も十分そうに見える。

そして、△5五銀に対し、▲5五同角!もちょっとびっくり。もっとも、引くのは、△6六歩から△9五桂の筋が嫌か。今までは先手の歩得だったが、角銀交換になった為、後手の駒得となった。また、このままだと△4六桂▲同歩△3六角の王手飛車があるので、今▲2六飛と一つ引いたところだ。
後手は駒得だが、陣形がバラバラだ。形勢判断なら、駒得対陣形で互角と言うところなのだろうが、先手に十分な歩があるため、個人的には、先手を持ちたい。
(19日午後2時20分記)
2日目4時50分、BS放送中の局面。

飛車の逃げ場所が難しく、先手自信のない局面(藤井九段)とのこと。

(19日午後4時55分記)

△2四歩に▲4六飛と逃げたが、藤井九段と三浦八段の解説による強襲(△6七角成▲同金△6九角)の変化は、いずれも先手に勝ち筋が出てこない。
確かに解説を聞いている限り、どの変化も、先手大変そうだ。
羽生竜王ピンチか。
(19日午後5時30分記)
2日目、午後6時BS放送終了局面。

もう、阿部七段が寄せきれるかどうかと言う局面にまでなった。

解説では、実際、かなりきわどい筋がたくさんあったが(特に▲9六角で王手で馬を消す筋)、それでも寄せ切れそうな感じだ。

凌ぎの絶妙手があれば、逆転もあり得るが、・・・終局間近。

(19日午後6時5分記)


84手で羽生竜王投了。左図が投了図。

いろいろ罠はあったようだが、その変化をかいくぐって、阿部七段の勝利。図で▲7七金を6時直前のBS解説でもやっていたが、△6七歩▲同玉△7五桂▲同歩△7六銀▲6八玉△7七銀成▲同玉△7五飛以下詰みとなる。また、それ以外の受けはなさそうだ。

途中まではずっと難しいと思っていたが、▲3五金辺りで、羽生竜王に何か誤算があったのだろうか。羽生竜王にしては、不出来な一局と言った感じを持った。

(19日午後6時40分記)

(週刊将棋を見て)

実況中は、△2五歩を打たれてどうしようもなかったことから、▲3五金が悪かったのかと思ったが、実際は、もうこの段階では、どうしても先手が悪いらしい。

また、実況を見ている時は、▲3七桂から▲2五桂がずいぶん調子良さそうに見えたのだが、局後、羽生は、「歩得を生かすなら▲8八角と辛抱するしかなかった」と言っている。△5五銀が実現してからは、常に後手の方が一歩リードしていたようだ。
(12月23日記)

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