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(4)NEC・富士通の良さとネット販売

DELLのパソコン購入から一年後、そろそろ新しいノートパソコン欲しいなぁと、いろいろメーカーサイトを見ていた時でした。NECの121wareで妙に安いものを見つけたのです。

NECなのに、なんでこんなに安いんだろう?と最初は思いましたが、内容を比べてみても、それほど遜色はない。これは、ねらい目だな、と思うと同時に、どうせいろいろ比較するなら、パソコンレポートを書き直そうか、ということになったのです。

そこで、今回は、レポート作成のきっかけともなったそのNECのネット販売について、今思っていることを書いておきたいと思います。

私自身、初心者の人向けにパソコンのサポート業務も仕事にしているため、どこへ行っても、NECと富士通のパソコンを見、また場合によっては、そのサポートへ電話をしたりもして来ました。そして、自分自身、この二社のパソコンは何台も買い、使ってきましたから、その善し悪しも他のメーカーに比べたら、良く分かっているつもりです。

その私が、パソコンを他人に勧める時は、まず、NECか富士通のパソコンを勧めます。もちろん、買うお客さんが、1台目ではないにしても、ハードディスクの交換を自分で出来るようなヘビーユーザーでないことは当然です。

では、なぜ、少しくらい高くてもNECや富士通の方が良いのでしょうか。これには、主に三つの利点があると思われます。

まず、一つ目の利点は、サポートが標準以上だと言うことです。

サポートについては、いろいろなところで、いろいろなことが言われます。それは、ちょうど混んでいる時期と暇な時期によっても、違いますし、たまたま出た担当者によっても、受け取るイメージがかなり違ってきます。ただ言えることは、DELLなど直販メーカーのサポートに比べると、常に初心者の相手をしてきたNECや富士通のサポートは、「相手がパソコンを分からない」ことに慣れていると言えます。このことは、一つ一つの説明が、非常に丁寧なことで分かります。
ある程度、パソコンが分かっている人にとっては、DELLなどのサポートの方が、手っ取り早く要点だけを知ることが出来て良い、と言うことになるのでしょうが、それほど慣れていない人にとって、この丁寧さは、魅力的です。

二つ目の利点は、キーボードやマウスなどの"部品"の素材が良質と言うことが挙げられます。

DELLや、以前見たコンパックなど直販メーカーのキーボードは、それほど良くはありません。もちろん、"悪い"と言う訳ではないのですが、五段階評価なら、ショップブランドのものは、「1」、DELL等は「3」、NECや富士通は「5」と言った感じです。

何が違うのかというと、まず、ワンタッチボタンや、便利なボタンが付いています。これは、なければ気になりませんが、あればあったで結構便利なものです。次にDELL以下のキーボードや、マウスは、いかにも安物と言った感じです。

私自身、メーカーにいたことがあるので分かりますが、メーカーのコストダウンは、非常にシビアなものです。おそらく、キー一つで、何銭コストダウンと言うような目標を掲げられて、日々研究されているのです(実際には下請けへのコストダウンと言う形で)。その結果、(直販メーカーでは)いかにも、安っぽいキーボードが出来上がります。
NECや富士通でも、当然コストダウンの要求は、あるはずですが、それでも、これ以上品質を悪くしない、と言った最低レベルの基準はあるのかもしれません。
キーボードやマウスでもそうですから、ケースや他の部品についても同じことが考えられるでしょう。

三つ目の利点は、何か問題が起きたときに、回答を見つけやすい、ということが挙げられます。

パソコンみたいに、常に何らかの問題が起きやすい機械は、できるだけ多くの人が買っているものを買うのが、得策なのです。なぜなら問題が起きたとき、多くの人が巻き込まれていればそれだけ、大きく報道され、問題そのものが大きくなるからです。

たとえば、ほとんど誰も持っていないようなメーカーのパソコンを買ったとしましょう。突然、パソコンが起動しなくなり、いろいろ調べても分からない。そのメーカーのサイトにも書いてない。結果、メーカーへの有償修理になってしまうかもしれません。
でも、実は、元々部品の不具合であったかもしれないのです。
これが、たくさんのユーザーのいるNECや富士通なら、必ず同じ症状が出ている人がいます。ここから責任の所在がはっきりし、メーカーが無料で交換することも考えられます(数年前に、富士通のHDDで実際にありました)。

こういったことから、パソコンは、誰も持っていない希少価値より、できるだけ多くの人が使っているパソコンを買うのが良いと言うことが分かっていただけると思います。


さて、NECや富士通を買うメリットは、こんなところだと思いますが、では、デメリットは何でしょうか?

これは、一にも二にも価格です。とにかく、通販メーカーに比べて、高い。一年前、DELLと比べた時は、DELLパソコンが10万円くらいしていたものと、ほぼ同じ性能のものが、店頭に、15万円くらいで並んでいました。

この5万円は、言ってみれば、上記に挙げたような利点、安心料かもしれません。これを高いと見るか、安いと見るかは、使う人それぞれということです。もっとも、現在は、これほどの差はなくなってきていますので、よりNECや富士通の魅力が増したとも言えるでしょう。

また、ネット販売に限っての事ですが、NECや富士通のパソコンは、店頭へ実物を見に行ける、ということも付け加えておきましょう。こういった利点と価格を考慮し、どちらを買うか決めなければなりませんが、このレポートを書くきっかけになったNECは、価格の面でも、ずいぶん安くしてきています。

NECの121wareは、ホームページ自体が、重い上、決して見やすくないのですが、それでも、これから目の離せないサイトとして、私自身、興味を持って追いかけていきたいと思っています。
(2003年6月26日記)

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