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2007年6月分の「やさしい3手詰」解答


第370問

2四金・同金・2六桂まで3手詰。

初手飛車成の王手は普通に合駒される。2六桂は手筋で、同金に2四金と打って同玉なら3四飛成で詰むが、同歩とされ3二角成には2五玉と脱出されてしまう。
つまり、この筋を逆から迫るのが正解で、初手2四金が妙手。同歩なら3二角成まで、同金なら2六桂までとなる。

第371問

1四飛成・同玉・2四馬まで3手詰。

2一飛成は3四玉・2四龍に4五玉と脱出されてしまう。初手2四馬なら脱出は阻止出来るが、2二玉で一枚足りない。
脱出阻止にはもう一つ方法があり、それが正解の1四飛成。2二玉には3二馬までなので同玉と取るが、そこで2四馬と引けば詰んでいる。

第372問

1三飛成・同歩・1五桂まで3手詰。

3四銀と王手するのは、2四玉と上がられ、1四飛に3五玉と上部へ脱出されてしまう。
ここでは、「1五の飛車がいなければ詰み」ということが分かれば簡単。1三飛成と捨て、同歩に(桂が利いているので玉では取れない)、1五桂と打てば詰み。つまり飛車がじゃま駒という訳。

第373問

3三飛成・同金・3一角成まで3手詰。

初手1一飛成はどちらへ逃げられても詰まず、2一飛成はかっこいい捨て駒だが、取ってくれず1三玉で詰まない。
3三飛成とこちらへ捨てるのが正解。1三玉には3一角成で2四へ脱出出来ないのがその効果で、同金・3一角成の時の逃げ道封鎖にもなっている。

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