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2010年3月分の「やさしい3手詰」解答


第513問

2一飛成・同角・2四桂まで3手詰。

2三には銀、2二には飛車が利いていて桂成は取られてしまう。盤面から2四の飛車がいなければ2四桂までの詰み。と言うわけでこの飛車を捨てるのだが、2三飛成は同銀で、2二飛成は同飛で、取った駒が2四へ利いてきてしまい失敗。2一飛成なら同角で2四桂が打てる。

第514問

2二飛成・同玉・3一角成まで3手詰。

2三で馬と精算するのは逃げられてしまう。また、3一角成は、歩合いなら同馬から詰むが、2二桂と合駒され僅かに詰まない。
正解は2二飛成とこの位置に成り込む手。同馬なら2四角成と成り返って詰み。同玉には3一角成とこちらに成って詰む。

第515問

2三龍・同飛・5二角成まで3手詰。

実戦ならとりあえず1四龍と引いて脱出を阻止しそうだが、2四に合駒されると、5二角成には同飛があって詰まなくなる。
その飛車の利きをなくす2三龍が好手。同飛と取るよりないが、ここに飛車を移動させた為、5二角成までの詰みが生じた。

第516問

2四角・同玉・4四龍まで3手詰。

5五角は同飛、1五角は同桂と取られ、4四角は2四玉に逃げられ、1一角は2二へ合駒されていずれも詰まない。
正解は、2四から角を打つ手。2二玉は1三香成までなので、同玉と取るが、そこで4四龍と引けば詰みになる。4四から角を打っているとその角がじゃまになり詰まないという訳だ。

第517問

5一角・2三玉・2四金まで3手詰。

3四金と押さえるのは4二玉と下がられ、以下3二銀成と馬を取っても5二玉あるいは5三玉と右辺へ逃げられるととても捕まらない。
そこで5一から角を打つのが手筋となる。合駒でも2三玉でも金打ちまで。このような角は実戦でも時々出るので筋として覚えておきたい。

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