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2003年7月分の「やさしい必死」解答


第26問

2一飛成・同玉・2三銀まで3手必死。

初手4一銀も実戦では有力な筋だが、同玉・2一飛成に5二玉で、詰めろを続けていくのは無理。いきなり大駒を切り、2三銀と打った図は、「やさしい基本的な必死」で解説した図とほとんど同じだ。実戦でも、応用の利く「玉は下段へ落とせ」そのまま。
なお、2一飛成に4二玉は、5一銀・5二玉・6二金までの詰み。

第27問

4一角・同玉・4四桂まで3手必死。

3手必死は、詰めろか王手をかけなければならないが、この局面は、適当な詰めろがかからない。そこで、4一角と下段へ落とす王手が手筋。3三玉なら4五桂で、どちらへ逃げても頭金までの詰み。同玉としてから、4四桂で必死をかける。なお、4四桂で、4三金では、5一金・4四桂・1二飛と受けきられてしまう。

第28問

1三銀・同玉・2一飛成まで3手必死。

4三銀は、同金・同飛成が詰めろではない。4二金は、8七角と遠くから受けられると攻めが続かない。
1三銀が好手。同桂は2一金から詰み。同玉に2一飛成となれば、次の1二金と2五桂があり受けはない。最後の抵抗は、1五歩だが、2五桂・1四玉・1二龍・2五玉・2六金まで。

第29問

1五歩・2二桂・1四歩まで3手で寄り。

1五歩、この手が詰めろだと言うことが分かれば正解としたい。つまり、次に2二金打・1三玉・1四歩までの詰みを見ている。
1五歩に対し2二桂と一旦は詰めろを受けても1四歩の取り込みが厳しい(さらに3五角には3一銀不成)。このように、「端玉には端歩」の言葉通り、実戦でも、端歩は非常に厳しい攻めとなる。
但し、実戦において、根本の香が、飛車で取られるようだと、1四歩・同龍となり、逃げられることもあるので、注意。

第30問

1三金・同桂・3一銀不成・2五桂・2二銀不成まで5手必死。

駒がごちゃごちゃした実戦で、3一金を打たれると思わず取ってしまいそうだが、詰めろが消えてしまう。1三金と封鎖してから取るのが正解で、玉方が受けるには、2五桂と逃げ道を開けるしかない。そこで、再度銀を不成で引き戻せば完全な必死がかかる。今度は2一桂と受けても、1三金・同桂・2一銀不成までの詰み。

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