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2003年10月分の「やさしい必死」解答


第40問

3四角・2二銀・3一銀まで3手必死。

初手3四角は、実戦でもまれに出現する開き王手(両王手)の筋。次に2二歩成・同玉・2三銀成があるので、受けに窮するが、2二銀と歩頭に出るのが妙手。同歩成では、同玉・2三銀成・3一玉と逃げられてしまう。そこで、3一銀が絶妙。これを何で取っても、2二歩成で詰みとなる。

第41問

4一飛成・2二玉・3二銀まで3手必死。

4三に上がられては、寄らないので、初手は、4一飛成の一手。問題は、3手目だが、4二とでは、1三玉で、詰めろが続かない。
3二銀の腹銀が良くある手筋。3四銀や1二銀と受けても、2三歩成・同銀・2一龍・1三玉・2三龍までの詰みとなり、受けはない。

第42問

1二歩成・同玉・3一角まで3手必死。

初手1二金は、3一玉・5三歩成に2一香で、また1一角は、3一玉・5三歩成に2一金で、後が続かない。正解の1二歩成に3一玉は、6四角と打ち、4二金の一手に同角成と切って詰む。そこで、1二歩成には、同玉の一手だが、3一角とこちらから打てば、これで受けがない。同金なら、もちろん、1三歩、2二へ合駒しても、1三金と打てば詰みとなる。

第43問

5一飛成・3二玉・1三角まで3手必死。

2二に角を打つのは、飛車を取られ、6二とと引いても3二玉で詰めろが続かない。3手目3一金から追い出すのは、頭の丸い角桂だけでは捕まえきれない。また、3一角は、2二銀でやはり続かない。
初手は平凡に飛車を成り、3手目1三角が妙手。詰将棋にも出てくる封鎖の手筋だ。2二へ銀合しても3一金、4三歩と逃げ道を開けても3一角成・4三玉・5四金までの詰みで、他に受けはない。

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