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2007年10月分のやさしい「実戦の詰み」解答


第434問

7二銀・同玉・6一角・8一玉・7二金・9二玉・8二金・9三玉・8三角成まで9手詰。

8一から9二、9三の脱出ルートがあるのでそれを阻止しなければならないが、7二銀から6一角の筋さえ見えればほぼ正解。後は7手目、慌てて桂成りとしてしまうと金がじゃまになってしまうので注意が必要だ。

第435問

6一銀・8一玉・8二桂成・同玉・7一角・9二玉・9三金・8一玉・8二金まで9手詰。

6一銀と打ってから金を取り、7一角と打つ。この手以外は9三から脱出されてしまう。
この7一角(右側なら3一角)は非常によく出る手筋なので、初心者の人は是非覚えておきたい。

第436問

7二金・同玉・6一銀・8二玉・7一角成・同玉・7二金まで7手詰。

金や銀を打ってしまっては何枚も足りない。7二金が手筋で、9二玉は9三銀(8一銀)から7一角成。7二同玉とさせて6一銀と打ち、やはり7一角成を実現させる。ちょうど上の問題と同じように、7一角(馬)の筋が急所となる。

第437問

2二金・同玉・3一龍・1二玉・3二龍・2二香合・2三馬まで7手詰。

2三馬・同玉・2一龍は上部が広すぎる。他に王手は2二金くらいしかないが、こうした手筋がすぐ見えるようになれば詰みも早くなる。最後の3二龍もちょっとうっかりしやすいので覚えておきたい。

第438問

1六桂・1五玉・2四桂・1七香合・1六歩・2四玉・1五金まで7手詰。

2五金は同桂で3三の地点が開いてしまい、3六桂は同銀成が逆王手で失敗。
1六桂から2四桂の開き王手が手筋。金や飛車があると1七に打って逆王手だが、それがないため、1六歩から1五金で詰みとなる。

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