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2010年9月分のやさしい「実戦の詰み」解答


第586問

3二馬・1三玉・2三馬・同玉・3二銀打・2四玉・2三金まで7手詰。

3二銀成は1二玉で、以下2二金や1三金など追える筋はあるが、金が良く利いており僅かに届かない。3二馬から2三馬の筋に気づくかどうか。実戦でこの筋だけが詰みになるのは珍しいが覚えておいて損はない。

第587問

1一銀成・1三玉・1二成銀・同玉・2二金・1三玉・2三成銀まで7手詰。

初手は1一銀成の他、2一銀不成、2三成銀などあるが、他の手では詰まない。1一銀成に同玉は2二金までなので、1三玉と上がるが、そこで1二成銀の「押し売り」が手筋。これは非常に良く出てくるので覚えておいて欲しい。

第588問

9四金・8六玉・8五金・9六玉・9五金寄・8六玉・8五龍まで7手詰。

8五金と打ってしまうと、9六玉で、9五金打には同香・同金・同玉で駒不足になってしまう。
最初に9四金と打つのが好手。同香には8五金と打ち、9六玉に9四龍で詰み。逃げるしかないなら後は平凡な追い詰み。

第589問

3二龍・同金・1三金・同香・1二銀まで5手詰。

龍切りは詰まそうと思えばここから考えるのは当然で、馬切りでは全然届かない。
金銀の持ち駒になってどうするかだが、1三金が端に出現する手筋。他の場所ではすべて取られて後続がない。1三金に同玉は1四銀、同銀なら1二銀で詰み。

第590問

8五銀・9五玉・9六歩・8六玉・8七金・7五玉・7六金まで7手詰。

二手目7五玉とこちらへ出る手も読む必要がある。こちらは(8五銀・7五玉に)7六歩と打ち、8六玉・8七金・9五玉・9六金まで同手数となる。
解答とすればどちらでも良いが、実戦においては両方を正確に読んでおく必要がある。

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