ホームへ戻る/難解な実戦の詰み表紙へ

2002年の難解な「実戦の詰み」No.6解答


第48問

1四歩・同玉・2三馬・同玉・2一飛・2二桂合(途中1図)・同飛成・1四玉・1一龍・1三銀合(途中2図)・1五歩・2三玉・3五桂・同銀・3三と・同玉・3一龍・4四玉・3五龍・5三玉・6二銀・同玉・3二龍・6一玉・5二龍・7一玉・8二龍・6一玉・5二銀成まで29手詰。

打ち歩詰めにさせるために、相手の受け駒が巧妙だ。まず1四歩を決めて玉をつり出してから飛車を取る。単に2三馬は同銀でダメ。
上図2一飛に、1三玉は、1四歩・同玉・1五歩と決められてしまうので簡単。ところが2二桂(途中1図)と中合いすることでとたんに難しくなる。詰将棋の手筋である、2二飛不成も考えたと思うが、この場合は詰まない。
1四玉に1一龍とそっぽに行くのが、打ち歩詰め回避の手段。それに対しても、1三銀(途中2図)と最強の応酬。この時、1二歩の中合いは取ってくれないし、角合いなら、1五歩・2三玉に1三龍で簡単と言う訳。銀だとこの筋ではぎりぎり詰まない。

3五桂以下は、それほど難しいところはないと思うが、先に2一龍と王手をすると、2二角合という逆王手の罠があるので注意。
問題へ戻る

ホームへ戻る/難解な実戦の詰み表紙へ