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詰みの基本の基本「1手詰」

ではこれから、「詰み」と言う状態について説明して行きます。
ここでは、駒ごとに、基本の基本を説明しますので、まずこのことを良く理解して、その後、毎週出題する「1手詰」問題集を解いて見て下さい。

(1)金の詰み

まず、左図を見て下さい。マスが四つずつしかないが便宜上(図を小さくするため)このようにしただけで、盤の右上をあらわしています。そして、先手と書かれたところに置いてあるのが、持ち駒です。

さてここで2一にいる玉はどうすれば詰むでしょう?と言うのが問題ですが、これは簡単でしょう。
そうです。左図のように、2二へ金を打てば、もうこの玉はどこにも行くことができません。そして、△2二同玉とこの金を取っても、▲2二同歩成と取られてしまいます。
玉が動けなくなった状態が「詰み」ですので、歩で取られるまで指してはいけません(^^;

でもこの▲2二金のような手を頭金(あたまきん)と言って、実は実戦でも良く出て来る詰みの基本形なのです。


頭金以外にも、金と言う駒は非常に詰みに役立つ駒です。横から打つ場合を腹金(はらきん)、下から打つ場合を尻金(しりきん)と言い、頭金ほどではないですが、たまに詰みに役立つことがあります。
下の例も、玉がどこにも逃げられないのを確認して下さい。
腹金の例 尻金の例

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