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ミニ感想で出題した問題の解答

2003年10月

4四馬!・同歩・1三香成・同玉・1四歩・2二玉・2三歩・同玉・2一龍・3三玉・4五桂・同歩・4四金・4二玉・5一龍まで15手詰。

この詰将棋は、初手が全てと言える。その初手4四馬が驚愕の一手。40分のうち、10秒くらいは、ちらっと思ったが、意味ないと思い、すぐに捨ててしまった。しかし、同歩と取らせることで、1三香成・同玉に1四歩を用意しているのだ。つまり、この交換があれば、1四歩・同玉に4四龍と引き戻せると言う訳(以下、1五玉に2六金・同歩・2四龍・1六玉・2六龍まで)。

それにしても、攻めのかなめとも思える、5三の馬をいきなり捨ててしまうと言うこの詰将棋(しかも捨てた意味が一瞬では分からない)。超難解詰将棋と言える。

※なお、4四馬に3三歩や金、飛などの合駒もそこそこ難しい。こういった合駒の詰みがすべて15手以内に収まって、駒が余ると言うのも、良く出来ている、と思う。